南仏プロヴァンスと聞いて、ある人は温暖な田園地帯を思い、ある人は、紺碧の海岸 地帯、またある人は、雪の山々、またある人は昔からの古い市街地に思いを馳せるこ とだろう。
プロヴァンス地方の名の知れた街はマルセイユ、アヴィニヨン、};アルル、ニームな ど古くから栄えたところが多い。
その名を一躍有名にしたのは、イギリスの作家ピ−ターメイルの南仏プロヴァンスの 12か月(A YEAR IN PROVENCE)の上梓による。
世界の観光客がプロヴァンスを目指して押し寄せ、旅行代理店を喜ばせ、現地の物価 が跳ね上が って、不動産を高く売ろうとしている以外の土地の人々に打撃を与え、交通渋滞で麻 痺を与えたことだろう。
日本の南仏プロヴァンスとは我が地方なりと、色々なところが名乗りを上げているよ うだ。 岡山県、熊本県の阿蘇地方、神奈川の三浦、宮城でも名乗りが上がっているようだ。
我が和歌山だって十分資格がありそうである。
南紀熊野古道から黒潮あらう海岸線、紀東は朝日、紀西は落日の素晴らしさは他の地 域に引けを取るどころか十分凌駕していると見るはひいき目と言い切れまい。
ニース・カンヌは白浜に任すとして、すさみ、マルセイユからツーロンに抜ける海岸 際の風光明媚な明るい漁村のかんじである。 白浜と串本の間に位置し、広い地域に5千の人が点在しており町というより村の呼び 名が近い。
しかし白浜、串本間が離れすぎてるおかげで、なんと特急停車駅がこのすさみに燦然 と輝いているのである、名を周参見駅という。 それゆえ、風情は村でも町と呼ばなければ地元は承知しない。
ピーターメイルの南仏プロヴァンスの12か月は、1月がスタートでキリがよかった が、わが南紀すさみは、来年の1月まで待てないのでこの5月をスタート月とした。 何も私がへそ曲がりで1年の始まりが5月と思っているわけではない。
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