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作品名:詩群3・さいはての戦旗 作者:砂野徹

第7回   光の河 


            ふるさとの記憶を
            閉ざす白い闇
            虚空を流れゆく
            ガラスの蝉たち

            飛び交う光の矢 
            瞬間の宝石
            今 分子に還る 
            あいつか俺が

            波うつ爆音は
            戦いの歌声  
            光る敵を撃ち墜とせ  
            

            悲しみのかけらを
            葬る地の果て  
            地獄の月面に
            砕けたペガサス


            うずまく企みは
            悲劇の迷宮  

            闇の底を斬り開け














  




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