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作品名:詩群3・さいはての戦旗 作者:砂野徹

第1回   さいはての戦旗


             針金で繋いだ
             ブラウザに灯りともし
             流星の命で
             レーザーの桁を上げろ

             ノイズに埋もれた
             予言のピースを掴めば
             アルミの鳩が
             銀の隼に身を変え
             飛び立つ

             木枯らしのトランペットは
             俺を鼓舞する旋律
             メビウスエンジンの
             リズム音が火を放つ


             電圧を釘でとどめて
             ダイヤルを未来へねじれ
             ブロンズのメダルが
             割れた回路を支えてる

             永遠の別れさえ
             無限の中の一瞬
             遠いアカペラが
             またたくナビに示す
             正義の座標

             熱い熱いエナジーで
             ゆらめくペンダント
             夢の底を流れてる
             あの日の広場のオルガン


             巨大な金属の蛾
             墜とす風のトマホーク
             ルクシオンの砲弾で
             狙え悪魔の砦

             誓いのコークスで
             回せ勇気の風車を
             胸の奥で光る歌が
             燃えるビートで叫んでる

             咆える大地と暗い空が
             黙示録の終点
             今最後の闘志が
             戦いの果てで羽化する














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