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作品名:詩群・いつからかここに 作者:砂野徹

第4回   街へ


          時の雫 

          スイドーのジャグチから

          法則が偶然を整理する

          中庭の丸い池に

          安らぎを求めて折れた樹木


          雨も風も朽ちて

          カレンダーが熱を冷ます

          白い舗石の目立たない毎日

          
          人力では運べない電柱

          隣り合わせのアクリルと金属

          化粧品でネジを巻いて

          街をゆくローヒール


          「その他」が膨大で

          あるがゆえに保たれる私

















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