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作品名:
詩群・いつからかここに
作者:
砂野徹
第13回
時刻表の春
立ち去った闇が
残さなかった足跡を
振り返りもせず改札を
通る私は一枚の切符
遠く遠くの果ての昨日に
捨てて来た迷いの灰
私は列車の床を踏む
あしうらに光のタップ
銀の槍 私の心
生まれたてのいのち
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