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作品名:REMINISCENCE〜ねぶの詩集5〜 作者:ねぶ

第32回   『電子の海』
『電子の海』

海を見ていた

自分の部屋で

電車のなかで



イルカが食べる魚

魚が食べる小魚

小魚が食べるプランクトン



見られるだけさ

さわれるわけじゃない

ましてや成れるわけもない



クジラのような気持ち

プランクトンのような気持ち

どれも気持ちだけなんだ



増長しても、卑下しても

同調しても、けなしても

見ていたのは一匹のホモサピエンス



2018年4月13日

【あとがき】
インターネットのことです。

クルマに乗ると性格が変わる人もいるそうですが
ネットでも同じようなことがいえると想っています。
人がつかっているのではなく
機械に、誰かにつかわれてはいないか?

そういう疑問を持つことが
心の車検、心のクリーンアップと考えています。
なんか、あとがきも詩的になってしまいました(笑)


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