『ムゲンプロセス』2012-05-18
ナビゲーションなんてあるわけない
略地図さえもどこにもない
涙でかすむ目的地を目指して
暗中模索、フクロウ啼く森の中で
どうにかたどり着いた中継地点
そこが前人未到の場所であったら
僕はどんなに胸を張れただろうか
でも、そこにはしっかりと誰かの痕跡
「自分らしく」ともがきあがいた結果だって
どこかの誰かがとっくに通り過ぎた場所
別に誰かを真似したわけじゃないし
たとえ誰かが通過した場所としても
たどり着くまでの経過は僕だけのもの
どうせ他人には結果しか見えなくても
むしろ経過こそが明日への糧となる
そんな誰かはどこへ向かったのだろう?
知らぬ誰かはどこまで進めたのだろう?
僕だってどこまで進めるかもわからない
ただ、僕がかきむしった痕跡が、かさぶたが
いつか、誰かの添え木になればそれでいい
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