『音のない詩(うた)』
人々が詩に触れる機会は減ってしまった
僕もどれだけの「詩」に触れてきただろうか
「歌詞」に触れる機会はあふれているのに
たぶん、積極的に「詩」を読むよりも
受け身で「音」を聴くほうが「楽」だから
音のない詩はドリンクを飲むように
たやすく心に染み入らなくて
粉薬のように、水でもなければ
奥底へは届かないものかもしれない
「声」はそんな「詩」のオブラートだろう
でも、本当は音がないとしても
心を振るわせられるはずなんだ
「詩」にもそれだけの力がある
書いて、描いて、うたい続けよう
自分のために、誰かのために
2013年12月27日作 2014年1月19日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分
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