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作品名:
ねぶの詩集4
作者:
ねぶ
第186回
『超失恋』
『超失恋』
失恋さえもうらやましい
恋をしたからこそ失える
失うことさえないのはさみしいよ
いつか終わりが訪れるとしても
それもはじまりがあったからだろう?
嗚咽するほど泣いた夜すら愛おしい
「死ぬまで一緒」そんな白昼夢は
引き出しの中で鈍く光っているけれど
青臭いラブソングはもう響かない
明日につながる糸が白くても
赤く染める方法を探している
あの夜から、今も、いつでも
2017年7月某日作
2017年9月3日加筆修正
2017年9月10日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分
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