20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:ねぶの詩集4 作者:ねぶ

第178回   『背中』
『背中』

自分の手脚はたやすく見える

顔だって鏡があれば見える

でも、背中を見るのはむずかしい



たぶん、それでいいはずなんだ

背中は自分で見るためではなく

誰かに見せるためのものだから



声にならない言葉を

表しきれない想いを

背中ににじませたい



2017年7月12日作
2017年7月16日ラジオNIKKEI『私の書いたポエム』放送分

【あとがき】
一昔前は言いたい放題でした。
はたから見れば、今もそうかもしれませんが、
それでも、抑えこむことが増えてきました。
それが正しいのかどうかはわかりませんが。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 36078