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作品名:ねぶの詩集4 作者:ねぶ

第144回   『みたいに』
『みたいに』

あの人みたいに書けたらいいな

なんて思うことがよくあります

でも、実際に書き出してみると

それはやっぱりわたしの言葉で

あの人みたいじゃ全然なくて

ちょっぴり寂しかったりします



そんなわたしの言葉も知らない誰かに

あの人みたいに書いてみたい

そんな風に思ってもらえているのかな?

そうだとすれば、最高にうれしいけれど



わたしはわたし

あの人はあの人

誰かは誰か

みんながみんなの言葉を持っている

みんながみんなの言葉を待っている



2009年3月18日作
2016年9月20日加筆修正
2016年9月25日ラジオNIKKEI「私の書いたポエム」放送分

【あとがき】
以前に書いた作品ですが
今でもこんな想いをたまに感じます。
本を読んでいても
歌を聴いていても
この番組を聴いていても
私の言葉には私のクセがあって
やっぱり私の言葉にしかならない。
良し悪しとはまた違うのでしょうが。


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