『120%の完成』
料理を作り上げたら、ひとまずは完成
でも、食べてくれる誰かがいなければ
作り上げた「料理」を喜べるだろうか
自分で食べても、なんだか味気がない
やり場のない想いをつづったり
ささやかな喜びをつづったり
でも、宛名のない手紙のように
漂うだけではちょっと切なくて
スポーツなら観客が、小売なら消費者が
届ける相手がいてこそ成り立っている
たぶん詩も同じなのかもしれない
だから、あなたに「ありがとう」
たった今、あなたに届いたことで
この詩は120%の完成となりました
2016年8月17日作 2016年8月21日ラジオNIKKEI「私の書いたポエム」放送分
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