『対』2012-07-09
昨日、仕事帰りに見た夜景は
ささやかだけど、とてもキレイで
独りで眺めるのはもったいない
そんな風に思えたんだ
日々、職場に向かう電車が
徐々にだけど、心むしばんで
独りで過ごすには耐えられない
そんな風に思えたんだ
独りでいることに慣れたベテランは
喜びを適当におすそ分けできるし
苦しさだって胃の奥へ押し込める
それぐらいの処方箋を誰だって持ってる
それでも本当は今日だって
何食わぬ顔して過ごしてるけど
身体の奥の奥の、そのまた奥が
キリキリと痛んでしょうがないんだ
そんな積み重ねた年月や経験が
大して意味もない計算をさせるよ
喜び×理解者=喜び÷1/2
苦しさ×理解者=苦しさ÷2
誰でもいいわけじゃない
分かり合えないなら分かち合えない
喜び×無理解者=喜び÷2
苦しさ×無理解者=苦しさ÷1/2
僕にとって君はどうだろう?
君にとって僕はどうだろう?
互いに必要でなければ関係は成り立たない
独りでいれば喜びも苦しさも何も変わらない
計算できない明日に人生を賭けてみたいんだ
明日がダメなら明後日、明後日がダメなら……
ひどくくだらなくて、どうしようもない今日だって
期待は捨てきれないから今日も明日を待ってる
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