『恋は幻想、夢の残骸』
消えない幻を二人で見ていられたらいいのに
愛になれない恋はやがては消えゆく定め
ココロの立ち位置が変われば、孤独な幻
それは恋する者をひととき包む優しい白昼夢
なんて覚めた恋は冷え切った白米のように
覚めない夢をずっと追いかけられたらいいのに
具現化されない夢はやがてただの残骸
あみだくじのように選択を誤れば叶わない
それは夢見る者をひととき突き動かす原動力
なんて叶わぬ夢は熟さぬ青梅のように
でも、覚めた恋も叶わぬ夢も無駄じゃない
「失敗は成功の元」で、次への糧となる
冷え切った白米でチャーハンを作ろう
熟さぬ青梅で梅酒でも作ってみようか
残骸を漁りながら、使えるものを探す日々
愛になれないからダメなんじゃない
夢が叶わないからダメなんじゃない
諦めようとすることがダメなんだ
二人が目指した幻、夢を追いかけた日々
それらは僕を形作る大事なパーツなんだよ
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