『夜空とすきま風』
ひゅうひゅう
ひゅうひゅう
あたしのこころにすきま風
このすきまを埋めるモノはナニ?
男?
お金?
食べ物?
全部試してみたけど埋まらないよ
風に流されて夜空の雲が流れてく
雲の間には無数の星が輝いてた
あの星ならすきまを埋められるかも
あたしは見上げた星に願った
星に向かって手を伸ばしてみた
届くわけなんてない
そんなことは知ってる
ただ、手を伸ばすことが大切なんだ
今のあたしは蛍光灯のヒモにさえ
手が届かないかもしれないけれど
いつかはこころのすきまに
あの星が降ると信じてるよ
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【あとがき】 当初はもっと生々しい感情をぶつけた作品だったのですが、 手直ししたら、俺の作品らしからぬキラキラした詩になりました。 たまにはこんな詩もいいかなあ、なんて。
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