『ナッシン』
ない、ない、ない
仕事がなければ
お金もない
ない、ない、ない
ヒマはあっても
用事はない
ない、ない、ない
家はあっても
行き場はない
甲斐性なしは
夜も眠れず
満たされない
夢見たとしても
叶えなれない
なんて儚い
見苦しい弱音
なんて吐かない
なんて言ってられない
どうか見守っていて
生かされてるうちは
決してあきらめない
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【あとがき】 職安に行けばその駐車場には 比喩でもなんでもなく、 車の停め場所がありません。 求人に応募して不採用だと 「社会に居場所がない」 そんな気持ちにもなります。 でも、他者との比較はさておき 俺は昨日よりも前に進んでいる そう信じたいと思っています。 最近は詩のほかに小説も書いています。 折があれば公開するかもしれません。
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