20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第5回   『ねぶくろ』
『ねぶくろ』

夜の暗い闇に包まれていると

心が押しつぶされそうに感じてしまう

いっそこの心も融けてしまえば……

なんて思ったりすることもある



でも、僕の周りに光明がないわけじゃない

草むらには蛍の光がまたたいている

遠くにはキャンプファイヤーが見える

見上げれば月が優しく照らしている



ほのかな光を感じながら、耳を澄ませば

虫たちのオーケストラに混じりつつ

「あなたはまだやれるはず」

そんな励ましが僕の内側から聞こえてくる



宵闇に心が融けてしまう前に、寝袋に包まろう

寝袋は僕を冷たく深い闇から守ってくれる

そして、僕もいつかは誰かの寝袋になれればいい

それだけの力を誰しもが持っているはずだから



*****************************

【あとがき】
最近再び、ちょっとウツっぽいです。
ヒマができると沈んでしまうようです。
走りつづけなくてはダメなのかもしれません。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 47107