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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第47回   『コントラスト』
『コントラスト』

小春日和の秋空を見上げれば

蒼く蒼く、海より蒼く澄んでいて

どうしようもなく哀しくなってくる



うつむいた僕の気持ちの奥をのぞけば

まるで暗い暗い底なし沼のようなのに

否応なく鮮明に浮きあがらせてしまうから



あんなにきれいな青空が

笑顔で僕を責めたてる



そんなことは妄想だって?

そんなことはわかってる



わかっているからもどかしい



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  【あとがき】

具合の悪い日に、空が照っているともったいないと思いませんか?
そうした考えがエスカレートしたのがこの作品です。
共感してもらえたらうれしいですが、できないほうがたぶん幸せ。
太陽と雲の調和、心と身体の調和はなんだか似ているように思ふ。

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