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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第46回   『標的』
『標的』

標的もなく銃を撃てるかと言われたら

それは難しいと言うよりほかにない

銃を撃つことに意味を見出せないし

弾数がもったいないと感じてしまうから



僕の考えは間違っているのかもしれない



乱射して思わぬ獲物を打ち落として

その獲物を拾いに向かったところで

新たな標的にばったり出くわす

そんなことの繰り返しなんだろう



それにも関わらず、僕は動けないでいる



標的を撃ちもらすことに脅えているんだ

言い訳ばかり、評論ばかりで、テクはなし

ハズしてハズしてだんだん当たるハズなのに



標的が見つかるかどうかわからないけれど

明日は狩りに出かけよう



明日はきっと良い日だ



********************************

【あとがき】
年末になり、寒くなり、日没が早まり、
俺の気持ちも沈んできています。
目の前にあった標的もスっと消えてしまい、
なおさら意気消沈しているこの頃です。


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