『リンリンリン』
絶望性なら九分九厘
目前に広がる大密林
出口はわからず
入口もわすれた
リンリンリンリン
リンリンリン
未だに僕は宙ぶらりん
ただ当てもなくサイクリン
あっちへフラフラ
こっちをブラブラ
リンリンリンリン
リンリンリン
座して死を待つよりは
打って出るより他にない
目をつむると聞こえてくる
この鈴の音の鳴るほうへ
リンリンリンリン
リンリンリン
リンリンリンリン
リンリンリン
【初出】小説&まんが投稿屋『ねぶの詩集1』/2008年04月29日(Tue)
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【あとがき】 ここと『ねぶの詩集1』とを平行して、新作をあげようとしていたのですが、 少々無理がありました。それに読んでくださる方にもわかりにくいので、 『1』に載せた近作(4作)は、こちらへ移植します。 なお、今後の新作は『3』で公開していきます。
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