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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第26回   『スピード』
『スピード』

世の中には最低速度が定められている

年速何kmかはわからないけれども

その速度以下で生きることは許されない



だから、みんな必死で速度を上げる

最低速度以下にはならないように

周りの速さに遅れないように

でも、急いでいても、ゆっくりでも

たどり着くゴールは決まっている



スポーツカーには乗れなくても

自転車で少しずつ進んでいられる

後退することは許されないとしても

時には立ち止まったりできればいい

最低速度なんていらない社会



そんなことを考えながらも

背中を誰かに押されるように

僕はギアをセカンドに上げた



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【あとがき】
遅ればせながら自動車学校に通っているもので、
このような作品に仕上がりました。
ゆとりをもった安全運転で生きたいですね。


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