20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第24回   『理想の人』/『ストリートファイター』
『理想の人』

僕は長らく心を病んでいる

そして、そのことをとても気に病んでいる

でも、どこも悪くないと言い切れる人がどれだけいるのだろう?

どこかが悪いにも関わらず、気づいていないだけではないだろうか?

気づけている分だけマシだと僕は思いたいんだよ



Aさんは煙草の吸いすぎで気管支が悪い

Bさんは本の読みすぎで目が悪い

Cさんは無神経でたいへん口が悪い

Dさんはお気の毒なことに顔が悪い

きっと誰もが欠点を抱えて暮らしている



そんな4人のある項目の評価は3、4,6、7だった

その相加平均は5だけれど、5の人なんていない

ましてやオール5の人なんてきっとどこにもいない

「普通」、「普通」と気軽に人は言うけれど

それはきっと「普通」じゃなくて、各人の描く「理想」の姿



理想の姿にたどりつけるかなんてわからない

けれども、目指さなければたどりつけやしない

そして、目指したからにはわずかでも近づける

一昨日より昨日、昨日より今日、今日より明日

歩は遅くとも、僕は僕の理想へと近づいている



************************************

『ストリートファイター』

ギラギラ光る透明な牙を剥け!

気づかれないように噛みつけ!

おのれの居場所を食いちぎれ!


奪われそうなのに仲良くしようだなんて

赤の他人の戯言か玉金なしの所業だろう

戦わなければGもEX.も手に入らない



戦え!戦え!戦え!戦いつづけろ!

僕らの行く手を遮るモンスターと

逃げるな!逃げるな!逃げるな!前進だ!

泣き出しそうな自分の心から


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 47167