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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第18回   『宝箱』
『宝箱』

僕らの旅路の途中にはいろんな箱が落ちている

玉手箱やひとくいばこ、パンドラの箱など

宝箱を探しているのにロクな箱が落ちていない

箱を開けるたびに開けなければ良かったと後悔することばかり

でも、箱を見つけて素通りなんてできるかい?



本当に本当にまれには宝箱も落ちている

たとえ、それがささいな宝だったとしても

その喜びは明日への活力へと変わる

そして、ようやく見つけた宝箱ならば

中身が空になっても捨てられないんだ



探しつづけたこの一年

周囲の忙しさも増している

とりあえず菓子箱を空けて

おせち箱が来るのを待とうか

最後の最後にジャンボなお宝が来ると信じながら



******************************

【あとがき】
本当はジャンボなお宝を買うつもりはありません。
当たれば人生変わりますが、当たるものじゃないしなあ。
お馬ちゃんでフトコロを暖められればと思っています。
でも、ジャンボなお宝を信じるほうがきっと楽しいでしょうね。


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