『宝箱』
僕らの旅路の途中にはいろんな箱が落ちている
玉手箱やひとくいばこ、パンドラの箱など
宝箱を探しているのにロクな箱が落ちていない
箱を開けるたびに開けなければ良かったと後悔することばかり
でも、箱を見つけて素通りなんてできるかい?
本当に本当にまれには宝箱も落ちている
たとえ、それがささいな宝だったとしても
その喜びは明日への活力へと変わる
そして、ようやく見つけた宝箱ならば
中身が空になっても捨てられないんだ
探しつづけたこの一年
周囲の忙しさも増している
とりあえず菓子箱を空けて
おせち箱が来るのを待とうか
最後の最後にジャンボなお宝が来ると信じながら
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【あとがき】 本当はジャンボなお宝を買うつもりはありません。 当たれば人生変わりますが、当たるものじゃないしなあ。 お馬ちゃんでフトコロを暖められればと思っています。 でも、ジャンボなお宝を信じるほうがきっと楽しいでしょうね。
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