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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第17回   『ビューティー』/『遠くまで』
『ビューティー』

外見の美しさにかまけてるなんて時間の無駄です

どんなに手間をかけても老いには抗えないのだから

見苦しくならない程度の化粧と装いで十分でしょう



そんなヒマがあるなら、衰えない美しさを身に付けたい

言葉遣いであったり、しぐさであったり、気遣いであったり

それは一日にして身に付けられるものではない

また身に付けても日々の研鑚を怠れば衰える



でも、本当の美しさなんて日々の研鑚なくして備わらないし

上辺を取り繕っても、見る人が見れば内面も見透かされる

そんなこともわからない奴はバカ、アホ、マヌケ、類人猿……



おっと、私としたことが汚い言葉を使ってしまった

私も究極の美への道のりはまだまだ遠いようです



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『遠くまで』

あの木の実まで

あの遠い星まで

きっと誰もが飛びたがる



飛びたいのはわかるけれど

足場を確認してない人ばかり

そんな足場ではケガするよ



飛ぶ前にはきちんと足場を固めよう

足元が砂ならば水を染み込ませて

その上に板でも置いてみようか?



十分に足場が固まったなら

その後に三角ハシゴをかけてみよう

それがあの星までの出発点


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