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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第125回   『アイドリングストップ』
『アイドリングストップ』

内なる偶像を拝んでいたって

ちっとも前には進めてないぜ

そんな怠惰な一日よりも

1cmでも1mmでも進めたら

それは$じゃ換算できない

プライスレスな一日なんだ



「エンジンを暖めているんだ」

そんな言い訳なんて必要ない

そんな過去の自分はバイバイ

どうせ垂れ流す害毒ならば

立ち止まらずに前へ前へと

進みながら出せばマシだろう



立ち止まって哀を得るのか?

前に進んで愛を取るのか?

選ぶようなことじゃないんだ

人生はオートスクロール

いわばムービングウォーク

それより早く、もっと遠くへ



七転八倒の七転び八起き

零転零倒の零転び零起き

結果は同じでも、過程は違う

勇気や希望をタンクに詰めて

アクセルをそっと踏み出せば

小さじ一杯の幸せが待っている


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