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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第114回   『フェザーシューズ』
『フェザーシューズ』

ムシムシ蒸し暑い夏休み明け

宿題もまだ終わってないけど

待ち焦がれていたあなたに会える

あたしの足元にはフェザーシューズ



声も掛けられず遠くでただ見てるだけ

あなたの瞳にあたしは映らないけど

あたしの心にはあなたが焼き付いてる

いつも足元にはフェザーシューズ



あなたがあの娘と歩いてた

笑顔があたしに向けられることはなくても

あたしは太陽のようなえがお、えがお

足元には履きつぶれたフェザーシューズ



大事な大事なフェザーシューズ

そっと下駄箱の奥にしまっておこう

明日、あたしが履くのはスニーカー

でも、いつかフェザーシューズへ変わる

理由なんてないけど、そう確信してるんだ


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