『Gambling life』
日本人はギャンブルに否定的なイメージを持っている
そのくせ、宝くじを買うために列を成す人は少なくない
競馬より、競輪より、パチンコよりも宝くじはギャンブル
だってそうだろう?知識や経験の介在する余地はなく
運のみで巨万の富を得ようなんて大博打もいいところ
だいたい「夢を買う」なんて体の良い言い訳だろう?
誰に言い訳してるんだ?後ろめたさのある自分自身?
生きていくことが既に逃れようの無いギャンブル
ただし、賭けるものはカネじゃない
知識か、体力か、技術か、あるいは他の何かか
昔はお上の取り分(テラ銭)が少なかったから
一番人気の単勝を買うような手堅さが合っていた
でも、今は税金やら何やらとテラ銭は増し
手堅くやっていたらジリ貧人生まっしぐら
貧乏人が増える一方で、億万長者も増えている
信じるものは報われず、弱肉強食のサバイバル
競馬場や競輪場だけが鉄火場じゃない
学校だろうが、会社だろうがそこは鉄火場
生き馬どころか死に馬の目も抜く社会です
騙す奴も悪いが、騙される奴もしょうがない
マニュアルやレシピなんてどこにもないんだ
故・寺山修司は言った
「競馬が人生の比喩なのではない
人生こそが競馬の比喩なんだ」と
馬、胴元、馬主、騎手、調教師、博打打ち……
喩えるなら僕はどれだ?あなたは誰だ?
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