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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第10回   『ほんとうの改革』/『素数』
『ほんとうの改革』

「改革」なんて叫んでも

自分も周りも変わらない

「改革」だって改革だ!



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『素数』

素数はあんまり好きじゃない

なんだかとっても寂しそう

それに不安定な感じがするよ

今の僕と重なって見えるんだ



けれども、偶数は好きだなあ

見ているとホッとするんだ

自身が2でさえなければ

自身の他に少なくとも1と2がついてくる



放っておけなかったのか

見ていられなかったのか

自分でもよくわからないけれど

いつもテレビの音量を偶数へと変える



こんな風に思う僕はやっぱり素数

僕と掛け合える偶数を探さなくちゃ

あるいは、足りない「1」を加えよう

いつかは合成数になれると願いながら



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【あとがき】
素数じゃない自然数(1を除く)を合成数と言うそうです。
高校で習ったのかも知れないけれど忘れていました。
もっと中学・高校の頃に勉強しておきたかったと思います。
大学では専門分野しか基本的に学ばないですしね。


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