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作品名:ねぶの詩集3 作者:ねぶ

第1回   『指先に』
『指先に』

ああ、しんどいなあ

ああ、かなしいなあ

目指す夢なんて見当たらない

そんな風に思っていると自然と頭が垂れてくる



でも、下を向いていても夢なんて転がってない

目指すべきものはいつだって上にあるんだよ

全身を伸ばして、ジャンプしたその指先にある

届きそうで、決して届かないそんな場所にある



見上れば目に映るから、簡単には諦められない

目の前ににんじんをぶら下げられた馬のように

夢に向かって走りつづけるのだろう



いつだってハラペコな僕らは

夢に向かって今日もわずかに

そして、確かに近づいている



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【あとがき】
今回からまた新たなシリーズを始めました。
長期連載を予定しておりますので
末永いご愛読をよろしくお願いします。


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