『誠さん、今日は、ありがとうございました。楽しかったです。緊張して、なかなか話せなかったので、今度また、機会があれば、よろしくお願いします』 帰ってきて、一番最初にしたこと。 それは、誠さんへのメール。 ゆうの中で誠さんへの興味が大きくてついつい、よろしくお願いしますってメールしちゃった。 本当は、今日、ゆうとあって、どうでした?って聞きたかったんだけど、、、 さすがにそれは、できなかった。 会って初日の夜に聞くのは、勇気がいるし、もっとも、怖かったというのが本音。 だって、ここで、聞いて、悪い返事が返ってきたら、、、 今、自分の中で芽生え始めてるこの気持ちをどうしていいのかわからなくなるんだもん。 ゆうって臆病だなってつくづく思うよ。 あっ!!亜美に、お礼のメールしてない・・・。 こういうとこがゆうの悪いところ、、、 自分のことばっかりになって、亜美への感謝が後回しになってる。 亜美、ごめん。そう思いながら、お礼のメール送ったんだ。 その直後、誠さんからメールきた。 お風呂に入ろうって思ってたけど、このメールが先! すぐ、携帯開いて、内容を確認した。 『こちらこそ、楽しかったよ。ゆうちゃんは、いつもバイトで忙しそうだけど暇なときは、いつでもいってよいよ』 嬉しかったな〜!また、次の機会を作ることができるってことだもん! 今日は、うまく話すことも、自分をアピールすることもできなかったから、次に繋げただけでも、良かったんだと思う。 次の機会に頑張ろう! この満足感に埋もれたまま、私。。。睡魔に襲われてそのまま寝てしまった。
それから、3日間、『お疲れさま』『雨ですね・・・』『今日は暑いですね』とか、そんなたわいも無いメールのやり取りをしてたんだ。 そして、4日目にね、ゆうは、誠さんに会うことができたの。 前バイトしてたときの友人とのみに行こうって話をしてたから、電車で隣の町までいったんだ。雨が降り出してきて、のみ代と帰りは友人が払うっていってたから、その言葉に甘えて、私は、お財布にお金をあまりいれてなかったんだ・・・。 そんなときに事件は、起こるものだなってその時、再確認させられたよ・・・。 何が起きたか?って・・・。 それはね、友人の仕事が長引いて、私は、待ち合わせの駅で1時間待ちぼうけ、、、その上携帯の電波が入りにくく、連絡も取れない始末・・・。ありえないでしょう。この状況。 どうすることもできないから、飲む予定の店の方に向かって歩きだす。 どれくらい歩いたかな・・・.雨もひどくなって、、、結構、ぬれた。。。 かさもないし、近くにコンビニもないんだもん、、、 1時間ほど歩いたときにやっと、連絡。 仕事帰りのそのままの足で、きてくれて、でも、お店が急な休み。。。 ついてないな・・・。 もう、時間も22時を回ってる。 明日も仕事だから、かえる。送ってもらう予定だったのに、ガソリン入ってないって言い出す。。。 もう、最悪だよ。。。 私も、そんなに気が長いほうじゃないから、 『もう、いいよ!このまま歩いて帰る』 『ゆう、ごめん。タクシーよぶよ』 『お金もってきてないから、いい!友達に連絡して途中まで迎えにきてもらうから』 『ゆう・・・。怒らないで。本当ごめん』 謝ってる友人をよそに、私は、誰かきてくれる人いないか、携帯の電話帳を検索してた。 怒って、“いい!”なんか言ってしまったから、後には、引けなくて、、、 こんな時間に、誰もきてくれるような友達いないよ・・・。 どうしよう。。。 そんな時、誠さんの携帯の登録を発見したんだ。 迎えにきてとか、ずうずうしいよね・・・。でも、誠さんしかいないの。 だめ元でメールしてみようかな・・・。
『こんばんは。今何してますか?』 5分たっても、10分たっても、返事がない・・・。 忙しいのかな?気づいてないのかな?お願い。。。気づいて! もう一度メールしてようかな・・・。 『急にすみません。忙しいですよね?今、歩いて帰ってるんですけど、雨がひどくなって、、、迎えにきてもらえないですよね?』 あー。どうして、こんなにも、自分勝手なんだろう・・・。 これじゃ、迎えにきてって強制してるのと同じだよ・・・。 自分がいやになっちゃうな・・・。 ピロピロピロ・・・(メール着信) 『ごめん。メール今二つ同時にきたよ。いいよ。どこにおると?』 誠さんからのメール!返してくれた! 『今、モジュールに向かって歩いてるとこです。そこまでお願いできますか?』 ずうずうしいよなって思いながら、そう返事した。 モジュールは、先月できたばかりの大きなお店。 こんな時間に目印になるようなところは、ないし、誠さん、隣の市の人だから、 分かりやすいところがいいかなって思って、モジュールにお願いしたの。 『30分くらいで着くよ』 そうメールが返ってきたとき、早く会いたいなって思う気持ちが大きいことに気づいたんだ! 30分後には、誠さんに会える!うれしいな! 亜美に紹介してもらって以来会ってないな〜。 なかなか会いませんか?って言えなくて、、、 そんな勇気がなかっただけなんだけどね。。。 人の恋愛相談には、よくのるんだけど、実際自分の恋愛になるとうまくできない。 恋愛って難しいなって思う。 まだ、私の場合は、恋愛じゃなくて、『恋』なんだけどね! 恋は、ドキドキ感でいっぱいになる。 本にそんなこと書いてあることあるけど、本当だなって同感するな。 相手にどう思われてるかとか、相手の行動とかすごく気になってしまって、胸がいっぱい。 平常心を保てないんだ。。。 こんなことを思いながら、そして、自分のこのドキドキ感に包まれながら、誠さんとの待ち合わせの場所まで、足早になる。 雨も小降りになってきて、屋根代わりになる、街路樹の下をできるだけ、通って、ぬれないように急いだ。 モジュールの看板が見えてきた時、携帯が鳴り出した。 『どこにいる?着いたけど、駐車場、広すぎて、どこにいるかわからないんだけど、、、』 え〜!!もう着いちゃったの!? ゆうは、まだ着いてないよ・・・。 『すみません。まだ着いてません。後、15分くらいでつくと思うので、もう少し待っててもらえますか?』 『ん?どこにいるの?そこに来るよ』 『モジュールの二つ先の信号を右に曲がったとこのコンビニの近くです』 『メールだと時間かかるから、電話にしよう!090-0000-××××俺の番号』 どさくさ紛れに、携帯番号知ることできちゃった! こんなときにって感じだけど、私は、嬉しさでいっぱいになった。 いつもなら、掛けるのに躊躇するのに、何の迷いもなく、すぐに携帯ならしっちゃった。 自分から掛けておいて、誠さんがでたら、緊張して、なかなか言葉がでない・・・。 『もしもし、ゆうです』 『ゆうちゃん?ごめんね。俺、あんまり、こっち側分からなくて。モジュールから、出たけど、二つ先の信号を左に曲がるんだよね?今、その信号につかまってるけど、分かる?』 『ウィンカー出されました?』 『うん。今出したよ』 『あっ!分かりました。そのままそこから、曲がってください。ゆうも、そっちに向かってきますね』 『俺もわかった。電話きるよ』 『はい』
『誠さん、すいません。遠いのに来てもらって』 誠さんの車に初のり! 誠さんの車は、黒のオデッセイ。ゆうの好きな車なんだ。 誠さんの運転する車の助手席に乗れるだなんて、、、なんだか、照れるな〜! 今が夜でよかった! きっと、まだ、明るい時間だったら、ゆうの顔が赤くなってるのバレバレだろうな・・・。 『それは、構わないよ。暇してるし。それより、どうしたの?』 そうだよね。一体なんでこんな状況になってる?って思うよね・・・。 話ししなきゃ!!そう思って、今日の出来事を長々と話したんだ。
『ご飯食べてないやろう?お腹すいてない?この時間やけん、開いてるとこ限られてるけど、ガルンにでもいく?』 ゆうが何も食べてないことを知った誠さんがそういってくれた。 今から、ご飯たべにいったら、誠さんかえるのおそくなるのに、、、 優しいな。 会うのは、今日で2回目。 たった、2回なのに、誠さんの優しさが分かる自分がいる。 普段から、優しい人だから、自然と言葉が出てくるんだろうな。 自分のことじゃなく、相手のことを優先してくれる誠さんなんだな。 ゆうの想像でしかないけど、誠さんは、きっと、ぬくもりがある人なんだろうな〜。 人のぬくもりが恋しくて、ぬくもりにいつも触れていたっていつも思うんだ。 でも、そんなに甘えられる人ゆうの周りにいないし、ゆうが心を許せる人じゃないと、ダメなんだ。。。 まだ、こんなに思うのは、いけないかもしれないけど、誠さんは、そんな人であってほしいと思ってる。 『時間大丈夫ですか?遅くなると申しわけないし、、、』 『大丈夫だから、気にしないでいいよ。じゃぁ、店に入るよ』 そういうと、誠さんは、ガルンの駐車場に車を止めた。
「いらっしゃいませ〜。お客様、2名でしょうか?こちらのお席にどうぞ」 いつも通り、言いなれた口調で店員が案内をしてくれる。 その後ろを誠さんと、私はついていって、席についた。 席に着いたものの、何を話していいのやら、、、 さっきまで、車で世間話してたというのに、こうやって、向かい合わせに座ると緊張する! 初めてあったときにこうやって、座ったよね。 誠さんの隣に亜美が座ってたな〜!何か、今考えると、ちょっと、やいちゃうな・・・。 誠さんと亜美ってなかよかったもんな〜! 2人の話てる姿みると、隣同士に座ってるのに、目合わせたりしててなんか、羨ましく感じてた。亜美も田中麗子似のきれいな顔立ちで誠さんも要潤矢似、、、美男美女の恋人同士に見えてたな。
『ゆうちゃん、何にする?』 えっ!?びっくりした、、、考え事してたから、うっかり忘れてた、、、 『えっと、エビドリア!』 『他は?何もいらないの?』 『うん。多分、これだけでも、多いと思う・・・』 『これくらいは、食べんばよ』 誠さん。。。ゆうは、今、食べるより、緊張が上回ってるんだよ〜!!
『ゆうちゃん、この前あったときと別人だね。この前は、緊張してた?』 急にそういわれて、ちょっと、焦っちゃった。 『うん。人見知り、、、でも、1回あってれば、もう、大丈夫なんだけど。この前は、初めてあって、緊張してて、かなり、ねこかぶってました(笑)』 『俺も!』 誠さんのその一言を聞いてやっと、緊張がほぐれた! 何か、誠さんの一言でここまで緊張がほぐれるとは、、、なんか、すごいな〜! ガルンで約2時間ほど、話して、家に送ってもらってその日は、帰ったんだ。 誠さんに家の場所しってもらっちゃった! ゆうの家はといっても、貸アパートなんだけど、道が入り組んでて狭いんだ。 誠さんの車だと、ちょっと、大変そう。。。 帰りの道を少し説明して、またねって手を振ってお別れしたの。 でも、寝る前には、ちゃんとメールしたよ。 『今日は、ありがとうございました。ご飯までご馳走になってすみません。おやすみなさい』
今日、誠さんに会って、ゆうは、この人と一緒にいたいって思う気持ちがあることに気付いた。今日、すごく、楽しくて、ドライブして、食事しただけだったけど、ゆうは、誠さんといることで、癒されて、落ち着けてたんだ。 また、一緒の時間をすごしたいな。
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