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作品名:one-way traffic 作者:ティルト

第4回   4
 一週間後、私は恋人と家で遊んでいた。
 うん、私はこの人を愛してる。とても大事だし、一緒に暮らすならこの人がいいと思う。

でもごめん、あなたに恋はしていない。

 もしそう言ったら、私は捨てられてしまう気がして言えない。言わない方がいいし言わなくて当たり前なのかもしれないけど、言いたい衝動に駆られるのが不思議だわ。私隠し事とか苦手なのよね。
 でもこの人の腕の中は安心する。たぶん世界で一番安心する。この人の笑顔はかわいい。小さい手もかわいい。全部かわいい。全部私のモノ。これは愛情とは言わないのかしら?私としては愛してるつもりなんだけど。

 この日は一日中家でごろごろしてました。ずっと私は恋人さんに触れてて、触れてるうちの8割は抱きしめられてて、ほんわかとした穏やかな時間を過ごせました。幸せでした。



幸せって、一つしかあっちゃいけないんでしょうか

幸せの形って、一人一つじゃないといけないんでしょうか

自分を満たしてくれる相手って、一人しか選んじゃいけないんでしょうか

一人で満たされない私は、罪深いんでしょうか

それでもみんな好きです。その中の特定二人を、別次元で同じくらい愛しています

罪悪だというなら、誰でもいいからこの身を焼いてください

私ごと私の罪を燃やしてください

そうしたら、恋人さんを悲しませるけど傷つけません

そうしたら、思い人は私を拒絶したという罪悪感を背負わずに済みます

どうか、誰も不幸にさせないでください

どうか、私の好きな人たちを幸せに。愛している二人を特別幸せに、してください

余裕があったら、私も幸せにしてください



嗚呼、恋をするって、大変なんですね


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