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作品名:もしこの恋が実ったら、 作者:みんちゃん

第9回   3部 目覚め
咲樹との関係が崩れ落ちてから1ヶ月。待ちに待った席替えだ。
「みんちゃん!好きな人ができても、咲樹に言っちゃだめだよ!奪おうとするから!」
『好きな人って、まだ出来ないんだよなぁ・・・』
「まだなの!?」
『そりゃそーだろ・・・』
「ハラは?」
『オエッ!吐く!あんなのゴキブリ以下!!!』
「みんちゃんってゴキブリ見ただけで泣くよね・・・」
『ゴキブリってキモイじゃん!』
「皆川さん!早くくじ引いてください!」
イライラ気味で言う学級委員。

今日の席替えで亜谷女は不機嫌だ。うちはいい席だったけど・・・
うちと川中くんが同じ班。咲樹と亜谷女とハラが同じ班だったから。
「いいなぁ、みんちゃん。席代わってよ!」
『無茶言うな。でもハラと離れた!』
「教室の端っこと端っこだもんね」
『今回はいい席だぞ♪』
「咲樹が残念そうだった」
『なんで?』
「そりゃ、川中と離れたからでしょ?」
『でも、咲樹って彼氏いるのに川中くんのこと好きなの?』
「すっげー男好きじゃん!」
『亜谷女怖いなぁ・・・』
うちの隣の男の子は咲樹のお気に入りの男子。ハラが隣だった時はにぎやかだったけど、今はすごい静か。そのかわり、川中くんが盛り上がらせてくれる。けど、イマイチ・・・・なんだろう。この気持ち・・・・
「それは、恋だよん」
『は?亜谷女、殺すよ』
「そうなんじゃないの?今までハラが近くにいたのが当たり前だと思ってたんだけど、急に離れて、寂しくなった!・・・違う?」
『ま、確かに変な違和感があるけど、近くにおもしろい人がいないからじゃないの?』
「川中がおもしろい人じゃん」
『待って、しばらく考えて見る。』

うちがハラのことが好き?ないない!ありえない!あんな奴のどこがいいって言うの?あんなに嫌いだったのに・・・・今更好き?うちも軽くなったなぁ・・・

「ハラの事好き?」
亜谷女もしつこくなったな・・・
『分かんない。たぶん気なってるだけかも・・・』
「好きってことじゃん?」
「え!!!みんちゃん、ハラのことが好きなの?」
終わった・・・咲樹が来た。
「聞いてたの?」
いや、亜谷女怖いから!
「うん♪聞いてたよ!ハラが好きなんだ〜・・・」
満足気に言うと咲樹はハラの所に言った。
「咲樹なにするつもりなの?」
咲樹に続けて亜谷女も行ってしまった。
『うちも行こう・・・』
あれ?行けない?なんか、恥ずかしくなってきた・・・・やっぱ好きなのかな?


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