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作品名:もしこの恋が実ったら、 作者:みんちゃん

第2回   2部 コンプレックス
とうとう来てしまった席替え。気合を入れてくじを・・・
『おっしゃーーー!後ろのほうじゃん!!!』
「うしろが好きだねー・・・」
咲樹と亜谷女が呆れた顔で言う。
『だってさ、だってさ、いろいろいいじゃん!!!』
3人で騒ぎながら新しい席についた。
新しい席で気になるのは当然隣の子。今回は男の子だ。うしろの男子と楽しくおしゃべりしてる。
咲樹とは席が離れてしまったけど、亜谷女とは結構近い。・・・・なんて事を考えてたら、隣からトーンの低い声で何かを言われた。
「お前・・・でこ広いな」
『は?』
え?普通初対面だと「よろしく」とか言わないの?
「でこひっろーーー!ハゲじゃん!」
『初対面でソレですか?よろしくはないの?』
「よろしく。ひっろーーーい!」
よろしくはサラッとすませ、でこトークが始まった。
『あんた名前は?』
「原田和樹(はらだ かずき)お前・・・みんちゃんだろ?」
『なんで知ってるの!?』
「周りの奴らがそー言ってるじゃん!アホか!」
『アホ?じゃぁ、あんたはバカだよ!』
「お前にみんちゃんってあだ名はもったいない!俺がつけてやるよ!」
『え?本当に?』
何故か期待してしまう。
「お前でこ広いから金太郎!」
『はぁ?』
期待した私がバカだった・・・
「じゃ、これから金太郎って呼ぶから!」
『もーだめだ・・・死ぬ』
「金太郎でいいですか?」
いかにも、嫌味だ
『好きにして』
この事がキッカケでうちのでこはコンプレックスに変わってしまった。
原田和樹のコンプレックスらしきものを探してみるけど・・・
顔は文句のつけどころがない。
手足も長く痩せている。
足なんか長すぎて制服のズボンが上がって靴下が丸見え。素肌が少し見える。
欠点と言ったら・・・
『天パ?』
これしかないが、うちは天パの人が好き。いわゆる、天パフェチ?こんなうちが天パと言ってからかう事はとてもじゃないけど出来ない。

「ねぇ、みんちゃん」
『なに?亜谷女』
「原田くんと仲いいよね?」
『仲いいどころか、最悪だから』
「原田くんに惹かれたりしない?」
『ありえない!』
本当にありえない。
うちの性格は・・・・
ワガママ
自己中心的
気が強い
生意気
強情
2重人格
時々ブリッコ
最悪なパターンが固まってできた人間だ。そんなうちが一目ぼれなんて死んでもない!
「でも原田くんっておもしろいからいいよね?」
今日の授業中、あいつの発言や行動で何回も皆の笑いをとっていた。
『まー、おもしろいのは認めるけど・・・』
「・・・っ言ってたよ!」
ハメられた
『だ・・・誰が?』
「咲樹が♪」
『え!咲樹が?意外だな・・・』
「なんで?」
『だって、咲樹彼氏いるもん。しかも、その彼氏にゾッコン!』
「本当に?咲樹が?」
『うん。付き合い始めたばっかだよ』
「そうなんだーー」


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