いろんな思い出があった春休みも終わり、うちは2年生になった。て、ゆーか1番気になるのってクラス発表じゃない? 『亜谷女!クラス発表!』 「あ!みんちゃん!私達って絶対離れない?」 亜谷女とうちは2人でたくさん問題を起こして来た。クラス、どうなるのかな? 「みんちゃん!」 『うおっ!驚かさないでよ』 「みんちゃん、私達同じクラスだよ!」 『嘘!マヂで!?ありえない!』 「ちょっと、プリント見せて!」 そう言って、近くにいた男子のプリントを奪った。可哀相・・・ 『あ、本当だ!B組!』 「あぁぁ!川中と離れた!」 『え、待って!咲樹も川中くんと同じクラスじゃん!』 「先生差別しすぎ!」 『うち、ハラと同じクラスじゃん♪』 「本当だ!いいなぁ・・・」 『今回のクラス替えほぼ奇跡だよね!』 本当に奇跡だ。先生に差別されてたのに、ハラとも同じクラスになれて、亜谷女とも同じクラスになれた。ありがとう!
新しいクラスに着いて、席に着いた・・・・これってありえない 『亜谷女・・・・』 「うん?おぉ!」 『フフフフ・・・最悪だよ』 うちの反対側の隣の席・・・・ハラだよ!右半分が異様に固まってるんですけど?でも、3日間だけどから!平気・・・かな? 新しいクラス。満足はしてるけど、日向くんと離れてしまった。春休み以来顔もろくに見ていない。日向くんはハラと1番仲がいいし、ハラは日向くんと1番仲がいい。なのに、2人はクラスが違ってしまった。先生はそこまで差別する必要があるのかな? 日後― この3日間、長かったような、短かったような・・・? そんな事はどうでもいい!早く席替えしたい! 「みんちゃ〜ん!お待ちかねの席替え終わったね〜」 亜谷女・・・ムカツク 『席替えの意味ない・・・』 うちとハラは同じ班になってしまった。 うちの班は2班。聖園(みその)、ハラ、ゆうゆう(優花)、うちの班だ。聖園はクラスで1番おとなしくて、ピアノがものすごく上手!聖園は川中くんの事かなり好きらしい・・・・?ゆうゆうは優花(ゆうか)って言ってクラスでそれなりにモテる方。スポーツが出来て可愛いとか、綺麗って言うよりは、かっこいい方。ん?この班パーフェクトな女子多くありませんか?うちピンチの予感??ハラってゆうゆうみたいな子が好みだし、聖園の事好きになってもおかしくない!?やばいかも! 2年生になって、亜谷女との関係が崩れてきた。この前こんなメールが来たからね。 【私達、距離おいた方が良くない?先生にも注意されたし、他の友達とも仲良くしたいんだよね】 別にいいけどさぁ、勝手過ぎない?そっちから最初に友達って言ってきたくせに良く言うよ! 6章 終わった恋 1部 危機 新しいクラスになって1週間目。もう、諦めようかと思う。え?何をって?ハラの事だよ。何でって?焦らないで!教えてあげるから・・・・
亜谷女と仲たがいしてから、聖園と仲良くなっていた。今までは、どこにいても、何をしてもいつも亜谷女といたけど、今は常に聖園がいる。 「みんちゃん、音楽だから一緒に行こう!」 『うん。いいよー!聖園って音楽好きだよね!』 亜谷女もうちと同じく違う子と仲良くしている。て、ゆーか何でよりよってうちが1番嫌いな子と仲良くしてるの!?別に亜谷女が誰と仲良くしてもうちには関係ないけどね。 「おい、あれってどうやるの?」 うちはこの声に1番びっくりしたね。だって、ハラの声だもん。 「知らねぇー!自分で考えろっ♪」 いっつも、こんな感じ。ハラとゆうゆうが楽しそうに話してる。なんで?うちの時は無視するくせに・・・ゆうゆうの事好きなの? これだけなら、よかった。まだ全然よかったよ。 ―給食― 「なんかさぁ、これまずくない?」 「キャハハハ!まずいまずい!」 楽しそう・・・あの会話の中には入れないよね? 「原田!その笑い方なんとかしろ!」 「キャハハハハ!」 「嫌がらせかよっ!」 「ふ・・・腹筋がぁ!」 いつもなら笑ってしまう様な会話。何故か笑えない。 ―掃除― 「原田!ちゃんと掃除しろっ!」 「してますよーだ!」 してないくせに・・・うちが言ったら完璧無視だね。いいなぁ、ゆうゆうはかっこいいもん!男子と話しやすいし・・・ なんか、ゆうゆうも一緒にハラとふざけ始めたし・・・どうすりゃぁいいの? 「みんちゃん!」 『ふぇっ!』 「どうしたの?さっきから・・・」 『あぁ、聖園じゃん。驚かさないでよ!』 「ごめんごめん!ゆうゆうが話あるらしいよ」 なんだろう?あ、ゴミ箱の事かな?今日うちが当番だし・・・ 『ゆうゆう?話って?』 「みんちゃんったら、何畏まってるの!?今日、みんちゃんがゴミ箱の当番でしょ?」 『う・・・うん』 「今日、うちがやりたいから代わりにやっていい?」 『あぁ!もう、全然!バンバンやっていいよ!』 「ありがとー!さすが、みんちゃん!じゃぁ、行って来るね♪」 おぉ!予想的中!ゆうゆうって女子同士でも話しやすい♪あんな友達1人ぐらいいなきゃね♪ 『聖園!うちがこの列やるから、聖園は向こうやっててね』 「うん。任せて!すぐに終わらせるから!」 『了解♪』 ゴンッ! 「ァハハハハハハ!」 なにこの鈍い音!なにこの笑い声!まぁ、笑い声はハラって分かるけど・・・ 「痛っ!原田!」 「ごめんなさーい」 「わざとでしょ?」 「いやいや!違うよ!」 「今の絶対わざとだ!」 ハラとゆうゆうの会話。 「今、何があったの?」 『さ・・・さぁ?』 「ゆうゆう!どうしたの?」 「うん?さっき、ゴミ箱戻そうとしたら、原田がゴミ箱蹴って来て、そのゴミ箱が膝に当たったの・・・マヂ痛い!」 『大丈夫?保健室行く?着いてってあげるから・・・』 「平気だよ!こんくらい!ほらっ!早く整列しなきゃねっ」 ゆうゆうが羨ましい。1年の1学期、ゆうゆうのこの立場はうちだったのに・・・ それから、ハラとゆうゆうの仲はみんなが羨む程仲良くなっていた。ハラは、ゆうゆうの事好きかもしれない。でも、ゆうゆうは他の人が好きなのに・・・・最近、ハラはうちの存在すら忘れるようになっていった。さすがにこうなって来ると、腹が立ってくる。 ―次の日― 「みんちゃん!おは・・・・」 『聖園おはよっ!どうしたの?』 「どうしたじゃないよ!前髪切ったの?」 『あぁ、これね!うん。もうバッサリ!』 うちはハラとの思い出を消すために前髪を切った。おかげで、でこが全く見えない状態になった。ハラは気付いてないよね? 「あれ?みんちゃん!久しぶり!」 『あっ!早苗ちゃん!』 「前髪きった?」 『うん!切ったよぉ!』 「なんか雰囲気変わったぁ!」 『マヂで?あ、うちハラの好きな人分かったよ!』 「だれ?」 『ゆうゆうでしょ?あってる?』 「うんうん!あってるよ」 ・・・やっぱり。ハラってゆうゆうの事が、好きなんだぁ・・・ 「ハラがみんちゃんの事好きなわけないじゃん」 この言葉がうちの胸をさした。ハラは諦めた方がいいんだね。 「みんちゃん、キツイね・・・」 隣で心配そうにしてる聖園。もう、いいんだ!ハラはどうでもいいの! 『やだなぁ!早苗ちゃんったら!そんなの最初から分かってたよ!そろそろ予鈴鳴るから、行くねっ♪聖園、行こっ!』 「えっ・・?うん」 さよなら。
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