「そろそろコクんない?」 早苗ちゃんがせまってきた 『コクるの?早くない?』 「は?早いって遅いよ!」 亜谷女もせめてきた 『遅いのかな?まだ平気なんじゃん?コクってもフラれるだけだし・・・』 「「いぃや!絶対両思いだから!」」 2人で声合わせるなよ・・・・ 告白かぁ・・・やろっかな? そう思ってた日から何度もコクろうとしたけど・・・・お互いの事情でなかなか一緒に帰れない。コクろうとした日から3週間が過ぎた。あまりにもコクるチャンスが訪れない。なんで? 「みんちゃん・・・さっさとコクれや!」 イライラ気味の早苗ちゃん・・・ 「まだコクれてないの?」 少し呆れ気味の亜谷女・・・ 「コクるなって警告されてるじゃん?コクらない方がいいんじゃないの?」 止めようとしてる咲樹・・・ 本当にコクった方がいいのかな? あと3日で終了式。なにもかもが終わり、2年生に進級する日。もちろんクラス替えもある。亜谷女とうちは絶対に離れると思う。咲樹と亜谷女は絶対にくっつくと思う。川中くんと亜谷女は離れると思う。うちとハラも離れると思う。とにかく、クラス全員がクラス替えを嫌がっている。 『今日、コクる!』 初めての決断 「本当に?絶対だよ!」 嬉しがる亜谷女 ―放課後― そろそろ終了式のため、部活は吹奏楽部以外休みだ。 「遅い・・・・」 『亜谷女もうちょっと待ってくれない?』 「ハラは一体なにやってるの?」 『・・・たぶん別のルートで帰ったんじゃないの?』 「なんでその必要が・・・・あぁ!!!!!!」 『!!!!な・・なに!?』 「さっき、ハラと川中が一緒にいたんだ!」 『なんの意味?』 「その時川中がハラの事からかったんだよ!お前そろそろコクられるって!」 『あぁ・・・ありえるかも!』 「川中の奴一体なに考えてるの?」 『明日コクればいいじゃん』 ―次の日の放課後― 「今日卒業式だったねぇ・・・」 『亜谷女和んでる・・・・』 「あ!今日早く帰れる日だからチャンスだよ!」 『うん。でもまた川中くんが邪魔したりしないかな?』 「すごい人ごみ・・・・」 『写真はあとで撮れよ!』 「また、川中とハラがいるよ・・・・」 『今日も邪魔する気なんじゃん?』 「早く帰ろう」
「・・・・・また来ない・・・・」 『もう帰っちゃったんじゃん?』 「一旦学校に戻ろう」 『あ、いたよ』 「また川中といる・・・・やば、バレた!」 『え!?』 「ほら、帰っちゃった・・・・」 『あれって、別のルートだよね?』 「川中の奴またからかいやがった・・・」 『世の中の女はみんな俺のものだ!って思ってるじゃん?』 「あぁ・・・みんちゃんだけハラにゾッコンだもんね」 『邪魔してるからって川中くんのこと好きになるわけないじゃん!』 「ごもっとも!川中最低!今日メールで言ってあげるよ!」
【なんで邪魔するの?】 【邪魔してないんだけど、佐田さんは関係なくない?】 【関係ある!今日みんちゃん泣いてたんだから!】 泣いてないけど・・・・ 【勇気がないからコクれないのを俺にせいにするなよ】 【はぁ?みんちゃんは、勇気があったから昨日も今日もコクろうとしたんだよ!】 【そんなの俺に関係ない。電源切るからメールしないで】 ―次の日の放課後― 「だってさ!うっざぁーーー!」 『うざい・・・キモイ 死んじまえよ』 「でも、さすがに今日は邪魔しないんじゃん?」 『うんそうだよね。ここまでして邪魔したら人間じゃないもん』 川中くんも相当な奴!あんたは邪魔しても邪魔しなくても永遠に好きになれないから! 「あ、来た!」 『えぇ?嘘だぁ・・・亜谷女っていつも冗談キツイもん』 「いや、今回は本当だって!私隠れるから、頑張ってね」 もう、亜谷女ったら嘘が可愛いね・・・ 『どれどれ・・・あぁぁぁ!本当だ!』 「だから言ったじゃん!準備して!」 『う・・・ぅん!』 どうしよう・・・いざとなるとコクれない怖い・・・ 「早く!」 『えぇ・・・えぇ・・!』 やばい・・コクる?コクらない 『・・・・えぇい!やっぱコクらない!!!!!!』 「はぁ?このバカ!」 『あ、ほら!ハラも逃げた!』 「あぁ・・・せっかくのチャンスだったのにぃ・・・」 『うるさい!コクらなくて正解!』 「コクれたのになぁ・・・誰が悪い?」 『うっ・・・うちが悪いです・・・』 「あーぁ・・・もったいない・・・」 コクれるわけないから・・・・てか、明日学校行けない・・・気まずいし・・・かと言って本当に行かなかったらやばいしなぁ・・・明日終了式だし・・・ 「みんちゃんおはよー!」 『あ、早苗ちゃん おはよ・・』 「どうしたの?昨日コクった?」 『いや・・・』 「えぇ!なんで?」 『詳しい事は亜谷女から聞いて・・・・うちからはとても・・・』 あーあ・・・学校行きたくないなぁ・・・・ 「みんちゃん!」 『あ、早苗ちゃん・・・聞いたの?』 「スルーしたらしいね!」 『う〜ん。だって怖かったもん』 「そんなハラは襲って食べるわけでもないから・・・」 『いや!あれは食べる目だった!』 「別に〜ぃ・・・食われてもよかったんじゃん??」 『えっ?やだよ』 「ふっ!違う意味でね♪」 『違う意味・・・・?ヤラシィ〜〜〜!そんなら普通に食われた方がマシだから!!!』 「みんちゃん!一緒にB組に行こうよ」 『あ、亜谷女・・・』 「いいよ!うちはやる事あるから、2人で行っておいで」 「みんちゃん!早く行こう!」 『なんでB組に行くの?』 「本を貸さなきゃ行けないから」 『あぁ、恋空?』 恋空は今1番人気の恋愛小説うちらの学年は何人かがその本を持っていて、いろんな人に回してる。うちはもう読んだもぉ〜〜♪メッチャ感動だった!! 「あれ?いないなぁ・・・?」 『誰探してるの?』 「ん〜〜?いない・・・・」 無視ですか?あれ?誰だろう・・・?うち目悪いからなぁ・・・・ ガタンッッッ!『ハラだ!』 「え?本当だ!」 『隠れさせて!!!!』 「駄目!向こう行け!」 『亜谷女の意地悪!!!』 「あ!逃げるな!ごめんね〜ハラ」 「・・・・・・」 「ありゃ、みんちゃん?用事は済んだの?」 『早苗ちゃん・・・・ハラが・・・』 「ハラが?」 『ハラが来た・・・』 「はぁ?何それだけで驚いてるの?」 『だってさ、昨日の事もあったじゃん!!!』 「だからこそ、今日は頑張るの!全く・・・・」 『ゲッ!来た!』 「・・・・朝からドッタンバッタン忙しいね・・・・ま、みんちゃんらしいよ」 終了式が終わり、このクラスでいられるのもわずか1時間30分・・・・1秒1秒時間が過ぎて行き・・・・ キーンコーンカーンコーン 「はい、号令!」 先生の合図で立ち上がった。このクラスのリーダー的存在の早苗ちゃんは、 「皆で思い出の曲を歌うのはどうですか?」 もちろん皆は・・・・ 「賛成!!!このクラスでいられるのも最後だしな♪」 歌った曲は【そのままの君で】 途中で帰った人もいたけど、最高の1年間だった。このクラス、そしてこの教室にありがとう。そしてごめんなさい。
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