明日はホワイトデー 『亜谷女!明日じゃない?』 「ホワイトデー?みんちゃんは貰えるよ」 『無理無理!うち期待してないもん!』 「そう?日向は返してくれるね!」 『あぁ、バレンタインの時脅したもんね』 「あれは、脅しじゃないの!注文よ注文!」 そっかぁ?うちは脅しに見えた。まぁ、亜谷女がそう言うならいいんじゃないの?うちは本気で期待なんかしてない。 月14日 ホワイトデー― 「みんちゃん♪もらえた?」 『そんなに早く貰えるわけないよ・・・早苗ちゃんもおもしろいね』 「「みんちゃんは貰えると思う!」」 『なんか、亜谷女と同じ事言うね。打ち合わせしたの?』 「「してないよん♪」」
「日向!チョコ返してよ!」 「なに言ってるの?ホワイトデーまであと2日あるじゃんか」 「はぁ?なにそれ!ウケル!今日がホワイトデーだよ?」 「そうなの?じゃぁ、買うから・・・」
「日向は2日後がホワイトデーだと思ってたらしい・・・」 『日向くん可愛い・・・』 「何言ってるの!ハラが可愛いんでしょ?」 『や、そうなるとキモイから・・・』 ―放課後― 運命の放課後。早苗ちゃんや亜谷女は貰えるって言ってるけど、ハッキリいって期待してない。 『早苗ちゃん、亜谷女一緒に帰ろう!』 「「うん」」
『・・・でさぁ、テレビでこんなのがあったんだよ!』 3人で帰っていると、後ろからハラが来た。早苗ちゃん、亜谷女、うち、ハラは同じ通学路だから、時々朝会ったりもする。 「あ!うちらもうちょっと遅く行ったほうがいいんじゃないのぉ?」 「あぁ・・・そうだねぇ〜♪」 『早苗ちゃん!もう、帰るよ!』 ハラはこの会話を聞いたらしくて急ぎ足で歩いていった。 「あ!うちらもうちょっと早く行ったほうがいいんじゃないの?」 「あぁ・・・そうだねぇ〜♪」 『さっきと同じ・・・普通に帰ろうよ!』 ハラは行ってしまった。 『じゃぁうちらはここだから・・・早苗ちゃんバイバイ!』 「バイバイ!早苗ちゃん」 「みんちゃんと亜谷女もバイバイ!」 「「バイバイ」」 亜谷女はいつもうちの家に寄り道してるから、一緒に家に入る。んだけど、 「みんちゃんはバカだねぇ・・・」 『なんでよ』 「さっきさ、ハラがかばんに手かけたの気づいてなかったの?」 『はぁ?手かけてたっけ?』 「あげようか迷ったんじゃないの?」 『別にくれなくてもいいもん!最初から期待してなかったし・・・・でもさ、もしハラがうちにホワイトデー渡すなら何渡すと思う?』 「えぇ・・・?意外にしっかりしたものあげそうじゃない?」 『例えば?アクセサリーとか?』 「指輪とか!」 『指輪?って、結婚指輪?』 「うん ハラならありえる!」 『この年で結婚ですか!?ハラはそんなことまで考えないから・・・指輪渡すならかなり恥ずかしくない?普通のチョコだと思うけど?』 「いや!指輪とかだな!」 『てか、その前にもらってないし、用意してないと思うから!』 「そうかなぁ・・・?」 ホワイトデーが過ぎ、結局もらえなかった。でもいいもん!最初から期待してないっつーの!あいつが用意するわけない!でも、最近ハラが優しくなってる気がする・・・・気のせいかな? 「日向!ホワイトデーとっくに過ぎてるよ!なんでくれないの?」 「ホワイトデー過ぎたらチョコが安くならない?」 「は?セールを狙ってたの?」 「うんチョコって高いし・・・・」 「男のくせに金の亡者だね!早くもってきてよ!!!」 『亜谷女、そんなに言わなくても・・・・』 「いいの!さっさと用意しないやつが悪い!・・・てか、川中も返してもらってないんですけど!!どうゆー事??」 『うちが言っといてあげようか?』 「マヂ?助かる!」 キーンコーンカーンコーン 「みんちゃん給食当番!」 『あ!そうだった!また、野菜かもなぁ・・・』 「野菜って楽でいいじゃん♪」 『どこが・・・?てか、早く混ぜなきゃ〜〜〜』 「頑張ってねぇ♪」 あーあ・・・ほうれん草とかで固まっちゃった・・・ま、いいか! 「みんちゃん!給食当番は疲れるね・・・」 『うん・・・早苗ちゃんは何の当番だったの?』 「うちはデザート!みんちゃんは?」 『また、野菜・・・』 多分1週間ずっと野菜?なんで野菜しか割り当てられないの?おかしいって! で、今給食食べています・・・やっぱり野菜が固まってます・・・・ 「誰が野菜やった?」 『え、はい!うちだけど?』 「皆川さん・・・ほうれん草がやけに多いんですけど・・・」 『ごめんなさい!上手く混ぜられなくて・・・・』 「ほんと!ほうれん草多いなぁ・・・」 亜谷女のバカ!亜谷女の隣にハラがいるでしょ?聞こえちゃうじゃん!日向くんもタイミング悪すぎ! 「ほうれん草マジで多い・・・」 「日向かわいそーーぅ・・・・」 もぅ、知らない・・・ハラに嫌われる・・・ハラは日向くんの友達だしなぁ・・・ 「はぁ?ほうれん草は体にいいんだぞ!」 え?今は誰の声でしたか? 「ハラだって食べてないじゃん!」 あ、亜谷女がハラに反撃したぞ! 「何も食べてないお前が言うんじゃねぇーよ」 「なに、みんちゃんの肩持ってるの?」 「肩届かねぇー この距離で持てるわけねぇーだろ!」 「うっざー・・・・」 ハラがうちをかばった?・・・まさかぁ!ありえない!ないない!
「ねぇ、さっきみんちゃんのことかばってたよね?」 『亜谷女もバカじゃん?誰が?』 「ハ・ラ♪違う?」 『あれは、話に入りたがってたから!』 「ハラが入りたがるわけないじゃん!なに言ってるの?あれはみんちゃんがぁ・・・」 『うるさい!もぅ、いいから!』 「そんなに怒らなくてもいいんじゃん?あ、川中に言った?」 『うん言った言った!あいつもうざいね・・・』 「なんだって?」
【なんで亜谷女にチョコ返さなかったの?】 【あいつが返さなくてもいいって言ってたから・・・・】 【だから返さないの?亜谷女が待ってるから早く返してあげたら?】 【じゃぁ、メールで返しとく】
『・・・・だってさ!』 「メール??なにあいつ!まだ私があいつのこと好きって思ってるの?ホワイトデーに返すのは常識だから!ありえない!」 『で、メール来た?』 「まだ・・・今知ったもん」 『マヂで?あいつ返す気あるのかな?』 「さぁ?あいつは何考えてるのか分からないし・・・」 『さらに、エロイもんね』 「そうだよ!ありえないから!!!」 川中はすっごくエロイ・・・本当に何考えてるのか分からない・・・・うちがハラのこと好きって分かった時からハラをエロイ道に導こうとしている。ハラは当然話しについていこうとしない。さすがハラ!
|
|