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作品名:いしこづめ 作者:花城咲一郎

第2回   天の岩戸
◇ 椿林太郎の回想 ◇

 上越新幹線越後湯沢駅のプラットホームに、大蛸のあたまような流線型をしたハイテク電車が滑り込んでくる。
 越後湯沢駅の駅長室ではアイボリーの壁に掛けられた『日捲りカレンダー』が1999年12月31日をしめしている。
 高架式のプラットホームでは、グレーの屋根下に吊るされたグリーンの縁取りの吊時計が午前6時をまわっている。
 高架式下り線の待合室から防寒帽を被った男があらわれる。鼈甲紛いのプラスチックのフレームに焦げ茶色のレンズを嵌めこんだサングラスをかけている。男は白い丸首のセーターに黒っぽい皮のジャンパーを着込んでいた。スキー靴を履き、リュックサックを背にした男は、首実検でもするように、プラットホームに降り起つ乗降客をこまめにチェックしてゆく。すると指定席のグリーン車から防寒帽を被った男が降りてきた。グリーン車から降りた男は、鼈甲造りのフレームに黒いレンズを嵌めこんだサングラスをかけている。この男はセピアの彩りをした皮のジャンパーを着込んでいた。スキー靴を履き、背中にはリュックサックを背負っている。
「やあ」
 首実検をしていた男は、太い声で叫び右手を高く挙げた。
「椿 ! ここだ。」
「やあ。山形。お待たせ」
 椿と呼ばれた男は手を挙げ急ぎ足になる。
 プラットホームで合流した二人の友は肩をならべて高架式プラットホームをあるきエ
スカレーターで駅舎に下降してゆく。
 山形と呼ばれた男は、検事の山形権之介だった。椿と呼ばれた男は、東都弁護士会に
所属する弁護士の椿林太郎であった。椿と山形は司法研修所の同期だった。
 椿弁護士と山形検事は、はなしあいながら、駅舎から湯沢駅西口駅前タクシー乗り場に向かった。
 乗り場で待機していたタクシーに椿が先に乗り込む。山形もそれにつづく。
「ええと」
 椿弁護士は運転席を覗きこんだ。
「新里村の清風山自然公園を目標におねがいします」
「かしこまりました」
 ちらっと振り向いたドライバーは、ゆっくり車輪を回転させた。
「きょうは」
 椿弁護士は、懐かしそうに窓外の雪景色を眺める。
「粉雪のあとの快晴だから、狩猟にはもってこいの日和だね」
「でも今晩からは荒れ模様になるらしい」
 山形も銀世界の窓外の風景に視線をながす。
「たしかに、その」
 絞め忘れたベルトに椿は手をかける。
「気象情報からすれば、ちょっと気になるな。とにかく7時すぎにはオレの実家に到着で
きる。そして早めに深山にはいろう。獲物を仕留めたら、夕方には山小屋に篭ることに
しましょう。そのほうが安全だ」
「そうだね。そのほうが」
 山形は走り去る窓外の風景を目で追いつづける。
「いいでしょう。今夜は猛吹雪になるらしいから。狩は早めにきりあげたほうがいい」 「ところで山形、スキーやガンは送ったかね」
「ああ。スキーもガンも」
 山形は両手でシートベルトを締めた。
「君の弟さんの林次郎さん宛てに宅急便で発送したんだが」
「あ、そう。すでにオレのも清風山の実家に配達されてるはずだ」
「林次郎さんには」
 山形は林太郎の顔を覗き込んだ。
「いろいろとお世話をかけるね」
「いやいや。なにも気にすることないよ。山小屋に滞在中の食料品、什器、飲料水、などのほか携帯用のガスレンジも林次郎がキカイゾリではこんでくれることになっている」
「それにしても」
 窓外を見つめていた山形は、茅葺屋根の民家に目線をうつした。
「いまどき、そんな山奥に、よくまあ山小屋なんか見つかったもんだね」
「ああ。あれは」
 林太郎は走り去るスキー場の看板に目を曳かれた。
「オレの親父がその昔、持ち山の楢の林を伐採して炭焼きをしていた当時の小屋なんだ
がね。二日に一度は、炭焼き釜の入り口の土で固めた扉を開いて真っ赤に焼けた炭を
釜の外へ掻き出すんだが、その場合、いつごろ掻き出すかが、木炭の質の良否にかか
わってくるんだな。その肝心要のタイミングを逃さないために、親父は二日に一度は炭焼き小屋の横に建てた掘っ立て小屋に泊まりこみ、炭焼き釜の監視をしていたんだ。その小屋が、親父が死んだいまもなお残ってるんだ」
「なるほど」
 山形は、雪崩避けの鉄柵を珍しそうに眺めた。
「そういいうわけか。オレは炭焼きの現場を見たことがないんだ。だから今回の山小屋ゆきは貴重な体験になる。そうそう。昔の判例にも炭焼き釜の事案があったね」
 山形検事は椿弁護士の顔を覗き込む。
「ああ。例の」
 椿は山形と視線をあわせた。
「判例ね。あの判例でも指摘されているように、炭焼き釜の天井のいちばん後部には煙の噴出し口が空けられているんだ。その炭焼き釜のうえにのぼり、珍しそうに煙の噴出し口を覗き込んでいた少年が足を滑らせ、真っ赤に燃える釜の炎のなかにおちてしまった。それを識りながら炭焼き男の被告人は、その少年を救いだそうともせず、ただ燃えるがままに任せ放置していた。そういう事案だったね」
「そうなんだ。少年を救助する義務があるのに、その義務を履行せず放置したという『不作為』による犯罪の成否が問われた事案だった。殺人罪と保護責任者遺棄致死罪との境界線になる難問だ」
「まあね。ところで」
 林太郎は、登り勾配にさしかかり車窓からは斜めに見える峠の風景を目で追った。
「そろそろ峠にさしかかるからベルトをしっかりと締めてくれ」
 林太郎は両手でベルトを締めなおした。
「そうだな。ええと」
 山形もシートベルトに手をかけた。
「もういちど絞めなおすとするか」
 タクシーは登攀のコースをスローテンポでのぼりはじめた。登り勾配の自動車道に架橋された雪崩避けの鉄柵のしたを潜りはじめる。
「とにかく、その」
 椿は車のシートに凭れこんだ。
「清風山に着いたら、すぐにも深山に向けて出発したほうがいい。そうだ。林次郎に早めの準備を頼んでおくことにしよう」
 ジャンパーの内ポケットから携帯電話をとりだした林太郎は電話のボタンを押した。
「ああ。林太郎だが。ちょうどいま、峠を超えているところなんだ。そちらに着いら、すぐに出発できるよう、荷物はキカイゾリに積み込んでおいてくれないか。頼みます」
「ああ。わかった。山形さんの荷物も届いている。こちらに到着したらすぐ出発できるから」
 電話の向こうでは、聞きなれた林次郎の声がした。
 林太郎は携帯電話をたたんでジャンパーのうちポケットにいれた。
 タクシーは、右に回転したしたかとおもうと、たちまち左にユーターンする。
 周辺は一面の銀世界になっている。タクシーは螺旋状の自動車道をスローテンポでのぼってゆく。急勾配の車道をのぼる感触が車のシートにまで伝わってくる。
 やがてタクシーは峠の山頂にのぼりつめた。そこからは自動車道が降り坂になる。車道が降り坂にさしかかったという感触が車のシートにまで伝わってきた。

 清風山部落から深山と呼ばれる山岳地帯に通じる林道は、一夜、噴き荒れた猛吹雪で豪雪に埋め尽くされている。
 まともな雪道と雪藪との区別がつかない山岳地帯では一面の銀世界が展開される。
 道と藪の区別がつかない林道をスキーを履いた椿弁護士が深い雪を掻き分けながら、もさもさとスローテンポですすんでゆく。背中に猟銃を担った椿のスキー帽のしたから頬に汗がながれる。ストッキングを巧みに操りながら林太郎が雪道を造ってゆくのだった。降り積もった粉雪を掻き分けて、一歩、一歩椿弁護士は前進してゆく。
 林太郎のスキーで踏み固められた俄か造りの雪道を林次郎が曳くキカイゾリが滑りつづける。林次郎が曳くキカイゾリの荷台には、信州リンゴや愛媛蜜柑のダンボール箱など、かなりの荷物が積載されている。
 キカイゾリのあとからは、猟銃を肩から背にかけた山形検事がスキーですすんでく。

 海抜800メートルという深山の中腹には炭焼き釜の脇に合掌造りの山小屋が建っている。
 緩やかな合掌造りで茅葺屋根のうえには、かなりの雪が積もっていた。雪を被った茅葺屋根の端には透明な氷のツララがびっしり垂れさがっている。
 山小屋を見あげる山腹では、スキーを履いた林太郎が横のポーズをとり、一歩また一歩と踏みあげながら小屋を目指してのぼってゆく。
 
 やがて林太郎は、山小屋の前にのぼりつめる。
 椿弁護士につづいて林次郎が曳くキカイゾリが小屋の前に辿り着く。
 そのあとかから山形検事がふうふうしながらのぼりつめる。
 林太郎はスキーを脱いで小屋の粗壁にたてかける。
 彼は古くなって建てつけがわるくなった小屋の木戸をがたごとと開けてなかへはる。
 林次郎は、キカイゾリから降ろした荷物を小屋のなかへはこびはじめた。
「やあ」
 椿弁護士は猟銃を肩からはずした。
「どうも、どうも。手間をかけてすまないね」
 林太郎は実弟に労いのことばをかける。
「他人行儀はよしてくれ。・・・ええと、荷物の中身だが。信州リンゴの空き箱には米、味噌、醤油、それに搗きたての餅がはいっているすけえ。愛媛蜜柑の空き箱には日本酒と飯盒、食器類がはいっているすけえ。それからビニール袋には葱だの人参だの、馬鈴薯、大根、白菜、甘藍を入れてあるすけえ。飲み水はタンクの中だが、洗い水は、この下の澤からバケツで汲んでくれないか。雪で坂道の水汲みは大変だすけえ。一杯だけはオレが汲んでくるから」
 そう云い残して林次郎は小屋をでた。彼は雪道に慣れた軽い足取りですたすた坂道を
降っていった。
 林次郎と入れ替わりに山形検事が小屋を覗き込んだ。
「ほうォ」
 山形は小屋のなかをぐるりと見まわした。
「こりゃ、まるで時代劇のセットのようだね。平成の時代から一気にタイムトンネルを潜り脱けて徳川の時代に逆戻りした感触だ。まさに劇的な情景だな」
「まあね。いま」
 林太郎は炉端に積み重ねられていた楢の薪を囲炉裏の真ん中にピラミット型に組み立てた。ピラミットのトンネルのなかに乾いた杉の葉っぱを捻じ込む。
「火を焚くから炉端に座ってくれないか。炉端は埃だらけになってはいるが」
 林太郎は、茶色く乾いた杉の枯葉にライターで点火する。杉の葉っぱはめりめりと音をたてて燃え盛ってゆく。薪のしたに押し込んだ杉の葉っぱが燃え尽きないうちに、別の葉っぱを炎のなかに押し込む。
「火の焚きはじめにも工夫が大切なんだね。オレにはできない」。
 林太郎の仕草をじいいっと見ていた山形はふうっと溜め息を吐く。
「百姓育ちの貧乏人には、当たり前の仕草だがね。君はおぼこ育ちだからな」
 囲炉裏火はしだいに燃えひろがり、やがて鉞で割った楢の薪に燃え移ってゆく。
 赤土を踏み固めた土間のほか10畳ほどの板の間もある小屋のなかには、薪が燃える
ときのキナ臭い匂いが漂い、白い煙と綯い交ぜに仄かな温もりがたちこめていった。
   

                      ◇ 椿林太郎の回想・了 ◇


 緩やかな合掌造りの山小屋の外では、ひゅうひゅうと風唸りがする逆さ吹雪がつづいていた。古びて建てつけがわるくなった小屋の入り口の白木造りの木戸には隙間ができている。その隙間に寒風が吹きつけるたびに白い粉雪が舞い込んでくる。
 年越し蕎麦をおえた4人は、とろとろと楢の薪が燃える囲炉裏火に手を翳している。
 椿弁護士は炉端に起ちあがった。
「年越し蕎麦を食べたからコーヒーでも炒れるか」
 そう云い残して林太郎は小屋の奥の流し台に向かう。
 彼は、筵のうえにおかれたダンボール箱の蓋を開け、湯飲み茶碗とインスタントコーヒーの瓶をとりだした。流し台で湯のみ茶碗を洗い、流し台の脇に造りつけられた調理台のうえで水切りをした。
 林太郎は一個しかない銀色のスプーンでコーヒーをふた匙ずつ湯飲み茶碗にいれた。
「山形 ! 」
 椿弁護士は炉端を振り向いた。
「鉄瓶のお湯をもってきてくれないか」
「OK ! 」
 太い声で山形は炉端に起ちあがり、ズボンのポケットから黒い皮の手套をとりだし右手に嵌めた。囲炉裏の火に擦りつけられていた五徳のうえで、しゅんしゅんと湯気をたてている鉄瓶のツルを掴み、そのまま流し台の調理台まではこんだ。
 山形は用心深く湯飲み茶碗に熱湯をそそぎこむ。
「これでよし」
 林太郎はスプーンで湯飲み茶碗を掻きまわした。
「コーヒーのできあがり ! 」
 と、粗削りの杉板で造った白木の盆に載せ炉端にはこんだ。
 炉端に腰をおろした山形はコーヒーいりの湯飲み茶碗をひとつとりあげ、
「どうぞ」
 と、精悍な目つきをした長髪の青年にさしだす。
 林太郎もコーヒーのはいった湯飲み茶碗のひとつを、
「どうぞ」
 と、細い狐目で白い瓜実顔の女にさしだした。
「ミルクもないし、それに」
 林太郎は両手で包むようにコーヒーいりの茶碗をもちあげた。
「砂糖もないからブラックですが、熱いうちにコーヒーをどうぞ」
 と、唇を茶碗に当てコーヒーをすすりあげる。
「嗚呼 ! コレハ」
 細い狐目で白い瓜実顔の女は、コーヒー茶碗を白い鼻におしつけた。
「ナントモ云エナイヨイ香リ」
 女は、用心深く、しずかにコーヒーをすする。
「コレガ、コーヒー云ウモンデ有リアスカ」
 長髪の青年は茶碗を両手でおがむようにして鼻におしつけた。
「コレヲ飲ンデモ酔イアセンカ」
 眼光の鋭い青年は心配そうな表情で山形の顔を覗きこんだ。
「ああ。これね。そのォ」
 山形は、長髪の青年と目線をあわせると、せせら笑いを浮かべる。
「コーヒーはお酒とはちがうから、だいじょうぶだよ。酔いはしないよ」
「ソレデア。戴キアス」
 炉端で筵のうえに、きちんと正座したままの青年は、怖々とひとくちすする。
 青年はおもわず顔を顰めてしまう。
「チョット苦イデショ」
 細い狐目で白い瓜実顔の女は、噛み締めるようにコーヒーを啜った。
「デモ、不思議ナ味ガスルワ」
「ところで、そのォ」
 林太郎はコーヒーの茶碗を手に載せたまま長髪を肩まで垂らした青年の顔に蕩れた。
「まだ、君たちの名前を聞いていなかったね」
「ハイ。オラアの名ア、小榊賢一デゴゼエアスダ」
「ほう。コサカキケンイチ君ですか。それでどういう字を書くの」
 林太郎は青年にたしかめた。
「ハイ。『コ』ア」
 精悍な目つきをした長髪の青年は、囲炉裏の灰のうえに、黒く錆付いた火箸でおおきな文字を書きはじめた。
「小サイノ小、『サカキ』ア、木偏で、旁ア神様ノ神デアリアスダ」
「ああ。あのォ」
 林太郎は、精悍な目つきをした長髪の青年をじっくりと見なおした。
「神前にお供えする、濃い緑色の葉っぱをした、神式の葬儀などで玉串に用いる、あの榊ですか。なるほど。素敵なお名前ですね」
「ハイ。彼ノ榊デゴゼエアスダ。神話ト云ワレル『天ノ岩戸』ノ歌ニモアル彼ノ榊デゴゼエアスダ。俺アノ大好キナ歌デスケエニ。オ世話ニナッタ御礼ノ印トシテ一ツ歌イアスダ」
「ほう。『天の岩戸』ですか」
 山形検事は、興味深そうに小榊賢一の顔を見つめた。
「それでは、ぜひ聞かせて欲しいですね」
「ハイ。只今、歌イアスケニ。雪チャン、踊ッテクレネエカ。俺アガ歌ウスケニ」
 長髪を肩まで垂らし、おおきく鋭い目つきをした青年は、雪ちゃんの背中をぽんと叩き、正座したまま胸を張り、ぴんと背中を延ばした。
 雪ちゃんは、にこりとしながら炉端に起ちあがった。
 囲炉裏から離れた彼女は、小屋の奥の流し台に近い位置で、筵のうえに足を踏み締め、じいっと宙を凝視する。
 艶やかな美しい線の姿態が、とろとろと燃える囲炉裏火と、仄暗いランプの灯かりのなかに浮かびあがる。
「ソイジャ、歌イアスケニ」
 きちんと正座した小榊賢一が胸を張って歌いはじめた。
      

  ♪♯  榊の枝に
         掛けましょう                鏡と玉を
                  掛けましょう               嗚呼 !
            神の代の
                 岩戸まえ  ♪♯

 素朴で清らかな小榊賢一の歌声にあわせて、細い狐目で白い瓜実顔の女は艶やかな
舞踏を舞いつづける。
 埃に塗れた殺風景な山小屋のなかに、なんともいいようがない、神々しい雰囲気が漂
ってくるのだった。
 逆さ吹雪に見舞われた積雪3メートルの山岳地帯で不思議な出逢いをした二組のカッ
プルがおなじ山小屋で2000年の元旦を迎えたのであった。
 小榊賢一の歌がおわり、雪ちゃんが舞いおわった。
 その瞬間、炉端で拍手がおこった。
「やあ。これはまた」
 林太郎は、もういちど拍手をおくった。
「素晴らしかった。歌といい踊りといい、なんともいいようがない素晴らしさだった」
「なにかこう」
 山形は炉端に積みあげられていた薪のうえから火吹き竹をとりあげた。
「一気にタイムトンネルを潜り抜け神代のステージに降り立ったような気分になった」
 山形は火吹き竹をくちに銜え、燻りかけた楢の薪に、ふうふう酸素をおくりこんだ。


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