祭が終わって1週間後。
男友達のユウキから携帯に電話が入った。 『アリサ、暇?俺今から服を買いに行くんだけど一緒に行かない?』 折角の休日を持余していたし、この後の予定もないから誘いを受けた。
ユウキはすぐに迎えに来た。車に乗ってすぐに『どこ行くの?』と聞くと ユウキは『うんとーすぐソコ!』と答えて車を出した。
ホントにすぐソコだった。 こんなところにショップがあるとは。。知らなかった。 車から降りてユウキが先に店に入る。 『てんちょー遊びに来た!』ユウキは常連のようだ。店内には店長と呼ばれるその人以外 誰も居ないようだ。アタシは店長と呼ばれる人にペコリと頭を下げた。
『どーもー!』とその人はにっこりと笑った。 アタシは瞬間的に『こうゆうにっこりって嫌いなのよね。気持ち悪い。。』と思った。 セールス的なニッコリが腹を立てさせた。
ユウキが『アリサ!こちら店長の信さん。』と一足遅れの紹介をしてくれた。 続いて『信さん!こっちはアリサね』と簡単にアタシを紹介した。 少しするとユウキが店内にあるスケートボードを見つけて信さんに『やってもいい?』と聞き、うなずいた信さんを見る事無く外へ飛び出しスケボーをやり始めた。
店内には信さんとアタシだけ。。。ちょっと人見知りするアタシは距離を保っていた。 『アリサちゃんはさー』といきなりかけられた言葉に体がビクッとした。 それをみた信さんは笑いながら『あはは。ヒドイなぁ。俺は何者だよ!?』と突っ込んだ。 自然とアタシも信さんも笑った。。。この時、実は流れる空気の異様さに気が付いて いたんだ。本当は。ユウキとの間にも絶対に流れないような空気。。。
それから、アタシ達は色んな話をした。どこに住んでるとか兄弟がいるとか。。。 信さんが結婚してる事とか。。。
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