20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:人の感情と、周りのあり方 作者:岩名小五郎

第1回   現状と対応
私達大人は、社会に出たての頃は右も左も分からず、苦労した人が多いだろう。
しかし今は、仕事にも慣れ、余裕すら出てる。
だからといって仕事を増やすわけでもなく、暮らしに少しの余裕があるくらいが一番!と考えている人も多いだろう。
会社で働き、あるいは学び、家に帰れば明るい家族、冷たい家族、一人の家、が待っている。
我々は頑張っている!だから明日も頑張ろう!そう思う今日この頃だ。
さて、
最近は気になる事だらけだ。
イジメ・自殺・麻薬・殺人・賄賂など。さまざまな場面で犯罪が起こっている。
今私が一番気になるのはもちろんイジメだ。
これからの社会を背負って生きていく子供たちが、またどこかで命の灯火を消そうとしている。
確実に優秀な人間を失っていっている。
私は会社への通勤途中に、沢山の学生を見る。
みんなキラキラした笑顔を浮かべながら歩く姿は、微笑ましさが浮かぶ。
しかし、
私達の知らないところで、そのキラキラした笑顔が消え、悲しむ人々の辛い顔しか浮かばない。
他人の私でさえも、怒りと悲しみでいっぱいになる。
どうしてこんなことがおこったのか。
なぜこんなことにならなければならないのか。
そんなことばかりだ。
人には生きる権利がちゃんとあるのに。
生きて自らの人生を歩む権利があるのに。
なぜそれを他人が奪おうとするのか。
私には理解の出来ないことだ。
今はあまりイジメの話題が少なくなったのが何よりだが、確実に今も行われている。
我々はそれを見ているだけでは駄目なのだ。
ならば我々に何が出来る。
そう思ったとき、社会は、国はなにをしている?
よくテレビやコマーシャルで、「イジメ110番」などといったものがある。
係りのものが24時間体制で、子供達の悩みを聞くという事だ。
それで子供達が少しでも希望を取り戻してくれるなら有り難い。
しかし、現にイジメは少なくなっているのかといわれた時。
果たしてそうなのか。
そんな対応で本当に良いのか。
最近疑問に思ってきている。
人が人を助けるとき、言葉で助かるものならいいが、その言葉は被害者だけだ。
加害者に向けられるものではない。
加害者が何も知らなければ、何も解決しないのだ。
今のこの現状に対して、果たして良い対応をしているのか。
十分に見直し必要が有ると私は思う。


次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 125