私が生きる理由は「生きているから生きる」という事です。今まで眠っていた心も目を覚まし今立ち上がろうとしているまさにその時、友人は私に向かってあっさりと「死ぬかもしれない手術に行く事を決心した」と言った。 私は友人に何と言えばいいのだろう?私の心は混乱するばかりだ。そのうちに怒りがわいて来た。どうして友人の問題なのに私がこんなに混乱し怒りをも覚えなくてはいけないのだ?友人は今までさんざん考えた末の結論なのだから応援してあげればいいじゃないか…?そう思う反面私は「死ぬかもしれないなんて言うなっ!」と思った。そんな言葉を聞いて平常心で居られる訳ないだろう。君にいってほしくないに決まってるだろっ!まだ話したい事や思いがあるんだ。勝手に行くなっ!行く前はお互いに納得してから行くものだろう!私が間違っているのかぁ!・・・色んな思いが交差し怒り泣き、最後には言葉に詰まった。私のエゴを押し付けてもしょうがない。それより友人が今何を望んでいるのか、聞いてみよう。泣きながらでもいじゃないか。案外不死身だからすぐに戻ってくるさ。友人に逢いに行こう。
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