闇を彷徨い続ける事はもう出来ない。理由は己の鎖を自らの手で切ってしまったから。そう私はこれまで頭の中だけで思い描いていた事柄を現実に引き寄せたのだ。 それはこれからの私の人生を大きく変えるだろう。私の中が入れ替われば私の周りも入れ替わる。これまで付き合って来た人とも別れることになるだろう。 そして新たな友が出来、また次の舞台へと羽を広げる。 陰が陽を生み、陽が陰を生む。いつまでも同じ状態でい続ける事は人は出来ないのだ。 問題は現実を見たいかどうかなのかもしれない。見たければ状況はどんどん変わり、そのスピードについて行けなくなる位の早さになる。しかし見なければそこの場面を繰り返し同じ場所をグルグルと永遠に回る事になる。そのカラクリを知れば自ずと動かなければならない状況になる。それを見越して私は知る。人は手を出さなければ誰も助けてはくれない。助けを必要とするならば助けてもらうルールも知っておかなければならない。それを無視して助けてと何度叫んでもその内誰も助けてはくれなくなるだろう。 闇の必要性と不必要性の見極めをしていきたい。そうでなければ私は向上を見失うだろう。人との関わりも愛も全てを失うだろう。そうならない為に自分で自分に愛を注ぎ込んで行くしか術はないと私は思っている。まず私が一人で立ち歩いていかなければ誰も私を相手にはしてくれないだろう。そしてこれからも理想の自分を追い求めるべく行動を取っていきたいと願っている。私は時に被害者であったがそれと同時に加害者でもあった。どちらになるのでもなく自己責任において生きていこうと誓う。ありのままの私が誕生した今ネガティブなものが来ようと私は彼らを相手にはしないだろう。白の中に私は入ってしまったのだから。
|
|