陽が落ちるのが早すぎて耳元で聴いた声もキスの味も思い出せないまま。帰ってきてしまった。
ぼーっとしたがる脳を叩き起こして職探しのための履歴書を探し出した。
3泊4日の旅行で現地で知り合った男と酔った勢いでヤッてしまった自分を 恥ずかしいとももう思わない。だってもう24歳だ。もうすぐ5だけど。子供じゃないし。
今更そんな事と、カッコつけたがる自分。もうすぐ三十路ってやつに憧れてるのかも。 でも自分好みの見た目をもったその男に意外と惹かれていたりするロマンチストな自分も否めない。
黒く焼けた肌。サッカーが好きだって言ってた。 整えた髭。無造作だけどパーマの残る髪。 遊んでそうな外見と無邪気な性格のギャップと セクシーな顎のラインが好きで、酔ってしまったのかもしれない。
メアドは交換したけど、半年前に別れた元彼女の事を忘れていないのか、 酔ってヤった相手なんか眼中に無いのか返事は全く来ない。
散歩で通る神社の前で手を合わせた時、 「彼から返事がきますように。」無心でそう願う自分が子供っぽくてなんか好きになれた。
明日返事がきたらきっとまた、散歩に行ってしまうんだろう。 そんなノリでも、いいかも。 まだ24歳の子供だし。
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