7日 大きな黒い影が私の心を邪魔をする。 「誰だ!お前は?、何が目的なんだ?なぜ、俺につきまとう」 「・・・・・」 「お前は何だ?俺を・・・・・・・」 大きな鼓動と共に陸は飛び起きた。 嫌な胸騒ぎがする。陸は辺りを見渡した。何も変わっていない。ふと目を携帯にやると時間は8時を指していた。 「やばい!また遅刻する。」 「あと10分早く起きれればもっと楽なのに・・・いっつも・・・・」 陸は毎日繰り返す事に自分に対して飽き飽きしていた。 「とにかく急がなければ・・・・」 自分なりに納得する格好をして、急いで家から飛び出した。
「田舎から出てきて数年たったが、いつ見ても人が多い、みんな何をしているのだろう?そういえば、俺もその内の一人か!」 心の中でそう思いながら、早歩きで予定の場所に向かった。 一瞬人の気配を感じ無くなった、遠くに見える光に胸の鼓動が大きくなり、すべての音が遮断され、ある場所を頭の中が感じている。
陸の目の先には、数年前に知り合ったある人物が目に飛び込んで来た。相手はまだこちらに気づいていない、周りの事が消え去るぐらいの輝くものがその人物には感じられる。 ショーケースに反射している自分を見て少し自分を確認して、歩く速度を遅めて近づいた「久しぶり、待たせたね、元気?」相手に自分の高鳴る鼓動を悟られまいと、隠しながら話しかけた。 「待ってないよ、今ついた所・・・・」
数週間前に取引先で出会った。心の中で感じるものがあったが、 「なんて素敵な人だろう」陸は心の中で感じる度に何度も呟いていた、いつもなら声を掛ける事など出来ないのだが、今日はいつもと違う感覚に囚われていた。彼女と話す機会を探す為に頭の中で会話をグルグル探している。やっとの思いで閃いた。 「あの〜、村上さまいらっしゃいますか?」 「少々、お待ち下さい。」 「やはり出来ないこれ以上の会話が続かない、いつもの事だがなさけない・・・・」と心の中で呟いた。 「やあ、山口君、お待たせ」 村上がやって来た、「今日もか・・・・・・・」心の中で呟いた・ 陸は村上が苦手である。逢う度に同じ話を何度も聞かされる上に、世間話が長いのが原因なのだが、会話を遮る事が出来ないからだ。 「村上君お茶くれる??」突然、村上が突然同じ名前を呼んだ、突然鼓動が激しくなった現れたのは彼女だった。 「????????」陸の頭の中がフル回転している。「どういう事だ???」 「わからない、とにかく彼女は村上さんという事は確かなようだ」 何度か心の中で真相を確かめようとしたが、確かめる事が出来ず時間だけが過ぎていった。 「ということでよろしくな」 「はい、お任せ下さい。」 陸は村上に何度か頭を下げ、彼女を確かめてからその場所を後にした。 「村上か・・・・」陸は頭の中のモヤモヤを振り払いながら、人ごみの中を歩いていった。
「ねえってば」 「え!!??何が??」 「また、聞いてないの?」 「聞いてるよちゃんと!」 「じゃあ、何の話?」 「俺はお前を愛している。」 「もう、ばか」 彼女はふざけながら、うれしそうに呟いた。
彼女と親しくなったのは、数週間後だった。 「いつもお世話になっております。村上さまは、いらっしゃいますか?」 「申し訳ありません。ただいま村上の方は外出しております。」 「そうでしたか。それではまた改めます。」 陸の頭がフル回転し始めた。鼓動が大きくなり、逃げ出したい気持ちに駆られたが、陸は感情を抑え、 「あの・・・・」 鼓動が一層高くなった。頭をフル回転して次の言葉を吐き出した 「メールアドレスを教えて頂けないでしょうか?」 心の中で「なんて情けないんだ俺は・・・・・・・・」とやりけれない想いにかられながら、陸は彼女の顔を少し伺った。 「え、あ、はい」 戸惑った顔をしながら、彼女がそう答えた。 全身の血が駆け巡るのを感じながら、陸は我を忘れて名詞を差し出した。 「よかったら、これに書いて下さい。」 そわそわしながら辺りを見渡すと、見てもいない全員の視線が自分に向けられている気がすると思いながら、彼女がアドレスを書いたのを確認すると、 「また、お伺いさせて頂きます」 陸は彼女の顔を見る事も出来ず、その場から逃げ去るように軽くお辞儀をしてその場を後にした。
「こんばんは、山口陸といいます。お昼間は大変失礼しました。よかったら友達に・・・・・・・・・・・・・・・・・」 送信 テレビを見ると、陸の好きなガルシアの音楽が流れていた。その時、携帯が大きな音を立てて鳴り出した。陸は恐る恐る、携帯の画面に目をやった 「メールだ」心が躍るのを抑えて、メールを開いた。 「迷惑メール・・・・・・・・」陸はガッカリしながら、テレビを見つめた。 「あ〜、やっぱりダメか・・・・・、あれじゃダメだよな」昼間の行動を思い返しながら、深いため息をついた。テレビからは悲しい曲が流れている。 「酒でも飲むか・・・・・」 心の中で思いながら、重い腰を上げ、コンビニに向かった。ビールをとり、好きなポテトチップスを片手に店員に渡した。愛想良く店員が対応している。 「ここの店員は愛想がいいな、いい事だ・・・ ここのコンビニは店員の態度がみんな素晴らしいといつも感じる。行き届いたサービスお客を待たせる事が少ないといつも関心する・そんな事を思いながら家に向かった。
「プシュ!!」 缶ビールが寂しく音をたてる気がした。テレビでは相変わらずガルシアの音楽が流れている。 ウトウトし始めた頃に携帯にふと目をやると、メールが届いている 「しまった!!!」コンビニに行っている間にメールが入ったようだ。 高鳴る鼓動を抑えてメールを開いてみた 「ごめんなさい、メール遅くなって・・・・・・・・・・」 「彼女からのメールだ」陸はあせる気持ちを抑えて、メールを眺めた。 「やった!!!」陸は声を上げて、喜んだ 今までの眠気が一気に吹き飛んだ。しかし、陸は問題がある事に気がついた。メールを送ってもらってから、1時間が過ぎている。頭をフル回転して、その理由を探した。 「ごめん、コンビニで立ち読みしてたので、遅くなりました・・・・・・・・・・・・・」 彼女と何度かメールをやり取りして、陸は心地良い眠りについた。
「で、何だっけ?」 「もういい?」 「ごめん、もう一回言って」 「いいもう・・・・」 陸は別の会話を探した。 「そういえば、俺最近変な夢を何度か見てる気をがするんだ、同じような夢を・・・」 「どんなの夢??」 彼女は興味津々な顔をして、答えを待っている。 「よく覚えていないんだけど、変な感じな気がする。なんか、俺自身にとってとてつもないくらい、ヤバイ事が起きそうな・・・・・・・・」 陸は全身に違和感を覚えた。 「へんなの、陸、大丈夫?」 「大丈夫だよ、だって俺はお前を愛してるから。」 「なにそれ?もう」 彼女はまたうれしそうに呟いた。 「私も陸がすごい好きよ」 陸は彼女を抱きしめたい衝動に駆られたが、必死でそれを抑えた。 「キスしていい??」 というと陸は彼女のおでこにそっとキスをした。 彼女との時間を過ぎ、 「また、明日ね・・・・」 陸は家路についた。 「飲み過ぎてしまったようだ・・・・・・・・」 陸はグッタリとし、そのまま眠りについた。
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