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作品名:Flower 作者:ヒカル

第4回   4
House Meetingが行われる部屋は思ったよりも狭く、人がごった返していた。

軽く30人は超えていた。

ほとんどがアジア人で、白人は3,4人しかいなかった。

もちろんその白人等もロシアやドイツからの留学生だった。

どれだけオーストラリアに移民が多いかが語られているようだった。

男の子達が何やら盛り上がっているらしい。

うるさいくらいに笑い声を上げ、机の上に座っている者もいれば、立っている者もいた。

その中にレンがいた。

楽しそうにインドネシア人の中に紛れ込んでいた。

やがてそのうちの一人がインドネシア語でティンティンに話かけてきた。

その会話に無理やりミクも割り込んだ。

「Hey DoDo, you got fatter or wat? 」
(ドド、ちょっと太ったんじゃない?)

インドネシア人はドドと言うらしい。トドじゃなくて良かったねと一人胸のうちで突っ込んでみた。無論、少し似ていたので吹き出しそうになったのも事実だが。

「You! Miku! Shut up lah〜 You got fatter over the holiday too lah〜」
(お前!ミク!うるせぇよ、お前だって休みの間に太ったんじゃねぇか?)

なぜかシンガポール人の真似なのが語尾に「lah」(ラ〜)を付けて話している。

「DoDo, this is Hana」(ドド、こちらハナよ。)

といきなりティンティンが紹介してくれた。

「Hi, nice to meet you」(こんにちは。よろしく。)

と当たり障りのない挨拶をした。

すると、ドドが「Hi」と一言言った後、元の場所に戻っていった。

そしてさっきまでの大声はどこへやら、ヒソヒソ話を始め、ちょろちょろこっちを見るのだ。まるで女の子みたいと私は思った。

私たちは気にせず、自分たちの会話に戻った。

すると先生が入ってきて、一気にクラスは静かになった。

先生はいかにもオージーなおばちゃんで、太っていたが、キレイな青い目と金髪のショートがすごく似合っていた。

またつまらない話が始まるのかと思いきや、彼女の話し方は先生らしくなかった。

すごくフレンドリーで生徒も友達のように彼女に対しては接していた。

今日の一通りの流れ、これから毎朝ここに集まること、などの注意事項をスラスラと述べた。

「At last, we have a new student」
(最後に、新しい生徒の紹介ね。)

と言った。新しい生徒が一人しかいないことに驚いた。

「Hana, would you stand up and introduce yourself please?」
(ハナ、立って自己紹介してもらえる?)

転校にはなれているが、この瞬間が一番嫌いだった。

「Hi, I'm Hana . I used to go to all girls school so I'm glad to see all the boys. I hope I'll make alot of friends here too.」
(こんにちは。私は舘咲華です。前は女子校だったので、男の子がいるのが新鮮でたまりません。ここでも友達がいっぱい出来ることを願ってます。)

とちょっとユーモアを込めて言った。

みんなクスッと笑っていた。

先生も、笑いながら

「She'll be joining year 11 this year」(彼女は今年11年生(高校1年生)よ。)

少し周りを見渡し、

「Ren and Miku, you two can take her around the school today.」
(レンとミク、あなた達が今日彼女を案内してちょうだい。)

と言って、ちょうどいいタイミングでチャイムが鳴った。

「Ok, off you go guys, have a nice day!」
(オッケー、もういいわよ、良い一日を!)

時計を見ると、もう15分休みの時間になっていた。


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