日本と同じように始業式はオーストラリアにもあった。
つまらない校長の話が延々と続く。
あまりにも退屈なため、たまたまとなりに座っていたアジア人の女の子に話かけてみた。
彼女の名前はChristine(クリスティン)。もちろん同学年だ。
「everybody calls me TinTin so you should call me TinTin too, Hana!」 (でもみんなにはティンティンと呼ばれてるから、ハナもそう呼んでね!)
と満面の笑顔で言われた。
女の子でもたまに可愛過ぎてぎゅーっとしたくなるような子がいる。
ティンティンはまさにその部類だった。
彼女はインドネシアと中国のハーフだった。
背は小さく、色白で、少しふっくらしているけど、それがまた彼女の可愛さを引き立てている気がした。
私が日本人だと分かると、
「there is Ren and Miku in our year」 (私たちの学年にはレンとミクがいるよ)
と教えてくれた。 中学からこの学校にいる彼女は、色々詳しかった。もう二人の日本人は女の子で、私たちの1つ上でエリとユキということが判明した。
「I saw this tall asian guy just then. He had a big art file. Is that Ren?」 (さっき背の高いアジア人を見たの。大きなアートファイルを持ってた。彼がレン?)
「Yeah, that must be him. He loves art!」 (そう、絶対それレンだ!彼美術大好きだから。)
やっぱり日本人だったのかと思うと、急に親近感が沸いた。早く会って話しがしたいと思った。たぶん今まで同年代の日本人の男の子との接点があまりなかったからかもしれない。
と突然、
「Miku!!」
ティンティンが小さいながらも、式中には大きすぎる声で彼女を呼んだ。
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