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作品名:薬指の重み 作者:綾瀬周

第3回   3
彼に返事する前日、私は学校を休んだ。
理由は、まだ、決断できていなかったのでよく考えたかったのだ。
「じゃあ、梨花。お母さん仕事行くからゆっくり休んでなさいね。」
「・・・・うん。ありがと。」
心配してくれる母親に罪悪感を感じながら梨花は母親を見送ると自分の部屋に戻った。
「・・・あ〜ぁ。初めて学校ズル休みしちゃった。」
とつぶやき梨花はベットに倒れこみ天井を眺める。
明日、明日返事をしなければならないのにまだ、考えはまとまらない。

♪〜〜〜♪〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜♪

30分位ボーッとしていると突然携帯の着メロが流れた。
「びっびっくりしたぁ〜。着メロの音かぁ〜。」
と驚きながら携帯のディスプレイを見るとそこには「結衣」と表示されていた。
この「結衣」というのは、梨花の幼馴染で親友でもある鈴原結衣だ。
外見は甘い砂糖菓子みたいな子だが性格はクールで少し腹黒い。
「はい。結衣どうしたの?」
「あっ!梨花、風邪なんだって?大丈夫??」
「・・・うん。そんなに酷い風邪じゃないから安心して。」
「そっか。良かった。梨花が風邪なんて珍しいと思って。じゃあ、ゆっくり休んで明日は学校来なね。」
「うん。・・ありがと。」
というと電話をきった。
「結衣・・・ごめんね。嘘なんてついて。」
とつぶやくと梨花はその後すぐに眠くなり寝入ってしまった。

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「・・・・んっ。今、何時??」
ふと時計を見ると、時計の針は12時を指していた。
「もう、お昼なんだ。」
何か食べ物を取りに部屋を出ようとすると玄関のチャイムがなった。
(こんな時間に誰だろう??)
と少しいぶかしげにインターホンのカメラへ向かうとそこには先ほど梨花に電話してきた結衣が映っていた。


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