Warning: Unknown: Unable to allocate memory for pool. in Unknown on line 0 Warning: session_start(): Cannot send session cache limiter - headers already sent in /var/www/htmlreviews/author/10126/10077/9.htm on line 5 男に好かれる?女に好かれる?
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作品名:男に好かれる?女に好かれる? 作者:basd

第9回   9
「ここが更衣室です」
「更衣室?」
 案内されて入った部屋はとても更衣室とは思えなかった。
「何でこんなに広い訳?」
 ロッカーの変わりにクローゼット。カーテンで仕切られた奥にはベッド、しかもキングサイズ。その脇には扉が付いていてバスルームとトイレになっている。シャワーじゃなくバスだ。
「理由は色々。トイレとシャワーはさっき更衣室の前で言ったのと同じような理由よ。ベッドとかは学祭とか合宿とか泊り込みの時にVIPの人に配慮して。もちろん皆にも寝る場所はあるからその辺の問題は気にしなくていいわよ?」
「あと、撮影に使ったりもするから」
「撮影?ベッドでいったいどんな撮影を…」
「それはほら、色々とね」
 色々ってなんだ。どうでもいいけど二人とも話し方がフランクになってきた。まぁその方が僕も嬉しいけど。
「はぁ…まあいいや。じゃあこの部屋は大体好きに使っていいわけだ」
「そうね。あ、体操服だけど特待はクローゼットに入ってるのを使ってください。」
「せっかく準備したのに…」
 わざわざ転向前に採寸して買ったのに…制服もだけど。
 クローゼットは結構な大きさで一般家庭のものの三倍くらいだ。改めて見ると、更衣室と言うより衣裳部屋といったほうが適切かもしれない。
 中はかなりの数の服が入っていた。阿藤さんが言うには全部撮影用にそろえた物らしい。
「…これ着るの?」
 中に入ってたのはブルマ…いくらなんでも冗談だろう。
「うわ、さすがにそれは見たくないかもな」
 桃山君も同意している。
 男がブルマみたいなぴっちりした物を穿くと色々と問題があるのである。
「この学校ってブルマなの?」
 そうだとすると男としてはちょっと嬉しかったりもするのだけど返ってきた返事は…否。
「男子も女子もハーフパンツですね」
「じゃぁ何でブルマ…」
「男子は好きじゃないですか?」
「見る分にはね」
「そう。それに女子が穿いてる時だけね」
 僕と桃山君の両意見に阿藤さんは
「そんなにきっぱりブルマを穿いてる女の子が好きと言われると少しひくわ」
 そういう意味じゃない。別にブルマの子が好きと言ってる訳じゃない。見る分にはブルマの方が…いや、そんなことじゃなく…
「冗談は置いといて…実は男の子だけじゃないのよ」
「何が?」
「ブルマ姿を見るのが好きって子は」
「はぁ?」
「素で女の子のそういう格好を見たいって子も居るんだろうけど、それより時代は女装!嫌がる男の子に無理やり女の子の服を着せてそれを鑑賞する。ああ、めくるめく美の世界。膨らむ想像…あ、んっん。いや、私じゃないわよ?そう、世の中には腐女子ってのがいるわけなのだよ、うん」
「あぁ…聞いたことあるわ、それ」
 阿藤さん顔がうっとりしてたような…
「特待生の服装は専属カメラマンが結構自由に出来るから、結構カメラマンの趣味が出るわけだ。阿藤さんああいうの好きそうだから覚悟しといた方がいいかもよ」
 桃山君がこっそりとありがたくない助言をしてくれる。そんな覚悟はしたくない。
 しかし…いくらなんでもこれを穿くのか?やっぱりまずいだろ…
「まぁ、男と女では色々違いますし、さすがにそのまま穿かれると…その、色々不都合な点も出るので…」
 阿藤さんは持っていた体操着袋の中から何かを探し出した。
「この特殊プロテクターを着けてもらいます」
 じゃじゃ〜ん…そんな効果音が聞こえてきそうな動作だ。
 そこまで用意周到に…阿藤さんは本気だ。これはどうやっても穿かされそうだ。ブルマを穿いた自分を想像したら泣きたくなった。


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