Warning: Unknown: Unable to allocate memory for pool. in Unknown on line 0 Warning: session_start(): Cannot send session cache limiter - headers already sent in /var/www/htmlreviews/author/10126/10077/8.htm on line 5 男に好かれる?女に好かれる?
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作品名:男に好かれる?女に好かれる? 作者:basd

第8回   8

「ほらほら、昨日は普通にやってたじゃない」
「それは男同士だからで」
「そんなの関係ないじゃない」
「僕には大ありです」
 康介君はなかなか頑固だ
「じゃ、私がしてあげる」
「…もっと嫌です」
 昨日、田中君に食べさせてたのを見てちょっとやって欲しかったんだけど…
 あまりからかっていると昼休みが終わってしまう
「…しょうがない、自分で食べますよ。だから肉じゃが、もらうよ」
 お弁当に肉じゃが…夕食の残りか?
 パク…ムグムグ…
「…中まで味がしみてて、しかも柔らかいくせに崩れてない」
 要するに美味い
「何か悔しい…」
「は?」
 女の私より美人でしかも料理も上手い。不公平、と言って良いのかどうかわからないけど…相手男だし…釈然としない。なんだって胸があんなに大きいのだろう…胸?
「康介君」
「なんですか?」
 からかい過ぎたのか目がちょっと警戒している
「いや、その胸なんだけど、どうなってるの?」
「胸?」
 康介君は自分の胸に手を当てて一瞬びっくりして視線を落とす。今までなかったものがあったので驚いたようだ
「これはニセモノですよ。ほらここ、わかりますか?」
 言いながら制服の前をはだけて胸を見せる
ダイナマイツ!
 私では到底出来ない立派な谷間がこんにちわ…
 康介君ははだけた胸の鎖骨辺りを指差している
「ここら辺から作り物なんです」
「ホントだ。何か違う」
 見た目はそこまで違わないけど、触った感じが少し、ホントに微妙に違う。と言っても違うのは付け根のとこだけで、そこより下は普通の皮膚と変わらない
 がしっ
「わひゃっ」
 指でなでていたら突然手をつかまれて驚いた
「あんまり触らないでください。それに、それより下はダメです」
「あ、ごごご、ごめん」
 握られたては大きくて力強かったが、ごつごつした感じはなく柔らかかった
 その感触にドキドキして握られたところをそっと撫でた

 女の子に服の中に手を入れられるのはちょっと勘弁して欲しい。
「…次の時間体育、だぞ」
 修二君が声をかけてきた。なんだか挙動不審というか…
「修二君どうかした?なんか今日変だよ」
「…別に変じゃない」
「そう?まぁいいけど。じゃぁちょっと準備するから待ってて」
 えと…体操服、体操服っと。あったあった
「いいよ、じゃ、行こうか」

「ストップ、ストーップ」
「うわっととと…」
 更衣室に入るなりいきなり腕をつかまれて外に連れ出された。腕をつかんだ相手は…
「桃山君、どうしたの?」
「どうしたの?じゃないです。その格好で男子更衣室に入るんですか?皆びっくりしますよ、脱がれた日にゃ鼻血もんです」
「そうですよ、何考えてるんですか」
 いつの間にか阿藤さんまで加わっている
「何考えてるも何も…」
「何も!?何も考えてなかったんですか?」
「いや、そうじゃなくて…って、だいたい僕男ですよ?誰も気にしないでしょ」
「しますね。気にしない人なんかいませんね」
「ですね。下手をすれば痴女です」
「ぶはっ」
 痴女?いくらなんでもそれはないだろう
「…じゃあどうしろと?女子更衣室にでも入れって言うんですか?」
「…いいかも」
「ちょっと待って、それはダメでしょ。常識的に考えて。捕まりますよ」
「特待なら捕まることはないですよ。それに事前に言っておけば下に体操服着てきてくれるだろうし、女の子はスカート脱がずにズボン穿けるし。…うん、問題ないですね」
 阿藤さんはとんでもない事を言い出す。さすがに桃山君も困惑気味だ
「無理無理、絶対無理。僕は男ですから。僕が無理ですから」
「なにが無理なんです?」
 阿藤さんは不思議そうに聞いてくる。この人わかってて言ってるんじゃないだろうか?
「なにがってそりゃ色々でしょ」
「うんうん」
 桃山君も男なのでよくわかっている。ここで阿藤さんに同意されたら生徒会長に言ってでも何とかしてもらうしかなかったが
「桃山君もそう思う?」
「さすがにね」
「…しょうがない、諦めましょう。じゃ、特待用の更衣室を使ってください。案内しますから」
「ふぅ…」
 やっとわかってくれたか。
 ………
 ……
「って特待用の更衣室?そんなのあるなら最初から言ってくださいよ」
「言わなかったっけ?」
 しれっと言ってくれる
「言ってません」
「まぁいいじゃないの。ちょっとしたお茶目ってことで。それに女子の方は気にしないだろうし」
「そういう問題じゃなーい。女子更衣室に決定になったら生徒会長に言ってでも何とかしてもらおうと本気で思ってたんですよ?」
「ああ、そんなこと。大丈夫よ」
「…なにが大丈夫なんです?」
「あの会長なら日羽さんが女子更衣室を使用できるように全校生徒に根回しをしてくれますよ」
「そっちの心配かー!」
「まぁ落ち着いてください。ほら、急がないと授業始まりますよ?」
 …ああ、もう脱力って感じで…体育の授業の体力があるのだろうか、と思ってしまうほど気力が減った気がする
「そんなにがっかりしないでください」
「…誰もがっかりしてません」
「女子更衣室を使いたくなったらいつでもどうぞ」
「全力で遠慮します」


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