「はいっ・・?」 龍紀は混乱状態になっていた。 急に言われたので、意味が分らなくて、怖くなってくるほどであった。 しかし、梓穂は冷静であった。 「だから探偵にならないかと言ってんの・・。」 よく考えてみると、面白いかもと思うかもしれないが梓穂と一緒だと怖い。という思いが龍紀の心を襲ってきた。 なりたくない。そう心で思ってきていた。龍紀は家系を崩すわけにもいかないので首を横に振った。 「神山龍紀っていう名前でしょ・・?知ってるわよ。先祖代々医者なんでしょう?探偵とかしてると医学部にでも入れないとでも思ってるでしょう・・?」 龍紀は首を縦に振った。なぜ声え言わないかと言うと怖くて声が出せないのであった。 梓穂の家は家系の中でなぜだか皆医者や、政治家などになっていて現在の総理大臣は梓穂と叔父にあたり、昔から英才教育を受けたのである。 でも、今は自分で独立し学費だけ親に送ってもらって暮らしている。 人材が必要なのには無理がない。 「大丈夫よ・・。医学部なんて努力すりゃーいける。あんたの学力は見せてもらったしね。」 「えっ・・?」 「あんたがここの学校の入試のテスト見たのよ。校長に頼んで。探偵になれる人材はいないかなーって。」 納得が付くが、完璧に個人情報破壊しているみたいなものだ。誰が裏口入学しているか一目で分る。 しかも皆大金持ちであり、探偵のような貧相なことはしないのだ。 だいたい皆は、家を継げばそのままなんとかなるし、世界進出も楽である。 「で、あんたが受験生の中で一番だったの。ただとは言わないわ。」 「何をくれるのですか・・?給料?」 給料はあまり必要ないからあまり嬉しいことではない。 「違う。あんたは医者希望でしょう?医学を教えてあげるわ。」 「!!!」
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