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作品名:〜強き瞳の探偵共〜 作者:佳代

第1回   神山龍紀
「おー!ここが桜花学園!」
声を大きく言っているのは、本日桜花学園に入学した神山龍紀であった。
桜花学園は、超大金持ちが通う学校であり学力もかなりのものであった。
龍紀の家は神山一族といい、平安時代から続く一族であり、先祖代々医者を営んでいた。龍紀も医者になることが、夢だった。
「よーし!行くぞー!」
龍紀は学園の門を勢い良く、くぐり抜けた。
周りにいた新入学生は龍紀を見るや皆、声を上げて言うのであった。
「あの男の子かわいー!しかもかっこいいですわ」
龍紀はよく、女に間違えられる。性格も、女みたいに大人しかった。
かっこいいというのは、瞳のせいだと龍紀は思っている。
瞳は凛とした黒い瞳なのだが、強い光を感じるのである。
龍紀が力強く走っているその時、何かに当たった。
「痛っ・・・!」
当たったのは人だった。龍紀より、身長が十は違った。
龍紀はすぐに謝ろうとしたが、先に言われた。
「痛ってーな。高等部の者かぁ・・?」
声は女声だったが、言葉は男言葉であった。しかも、お嬢様で。
龍紀は思わず顔を上げた。その上にあった顔は、とても綺麗な顔だった。
胸には大学生がつけるバッチが付いていた。
桜花学園は高校と大学があり、高校に入学した者は簡単なテストを受けて学部を決め、大学に進学が出来るのである。
その人のバッチの色は青であり、青は医学部生であることを示していた。
「すみませんでした!」
頭を下げて謝った龍紀を見て、その人は機嫌悪そうにしていた。
彼女の名前は、青山梓穂といい、家は武道家であった。


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